3月3日持続可能な自治体フォーラム大成功。
3月3日、「環境と経済が両立した、持続可能な産業・まちづくりとは?」スウェーデンの持続可能な自治体(エココミューン)に学ぶ
フィールドワークと講演・シンポジウム、おかげさまで大成功で開催することができました。
フィールドワークは、風力、太陽建築、バイオマスの関連施設を8カ所まわるもので午前9時からほぼ午後5時をまわるまで、かなり充実した内容でおこなわれました。酒田北港展望台で数種類の風車、また新規風車予定地などを見学→太陽の家、河岸段丘を活用した大沼邸、大沼酒店、そしてジャスハウスのグリーンベイなどをソーラーハウスを見学、→ペレットボイラーの「あいあい」→庄内町 風車村 →渡会電気土木のペレット工場 と巡りました。舟山やすえ参議院議員も途中から参加。施策担当者、スウェーデンからのグンナルさんら、参加者、現地やバスの中で、闊達な意見交換がおこなわれました。
6時半からの講演会は、持続可能なスウェーデン協会の紹介の後、グンナルさんの基調講演 (逐次通訳含め約2時間)その後、パネルディスカッションでほぼ10時までとなりました。グンナルさんの講演では地球、北極圏の氷の今の状況の写真からはじまり、スウェーデンの先進事例の紹介の後、スウェーデンのエコ自治体がおこなっているバックキャスティング手法や、4つのシステム条件などを含む、持続可能な自治体の経営システムが紹介されました。すべての施策を包括するかたちで、また、地域経営のすべてのステイクホルダーが参加するかたちのエコ・マネジメント手法など、日本の自治体で最も学ばねばならないことなのではないかと思いながら聞いていました。
パネルディスカッションは、太陽建築の建築家 井山武司氏、庄内エコプランニング 斉藤安和氏とグンナルさん、レーナさん 草島が壇上にあがってのディスカッション。当日視察した 太陽建築、風車、バイオマスなどの紹介の後、グンナルさんのここ庄内の施策を観ての感想。そして日本の新エネ事情、住宅の違い、自治体、国の政府の支援策の課題、経済との関係、住民の参画、そして日本の政治の課題、などなど、フロアの参加者との質問のやりとりも実に質が高く、闊達に意見交換がおこなわれました。最後には、政治をもっと市民の身近なものにすること、そして今後もこうした事を話し合うネットワークが提案され、グンナルさんは、参加者に、今後も日本やこの地域でのエコ自治体の取り組みについて議論し、そして行動に移すことをよびかけ、参画を促しました。
当日頂戴したメルアドを中心とし、「庄内環境会議」というメーリングリストをつくり、闊達な議論をすることを提示しました。
会場には、参議院議員、大阪からの大学教授を含む、大学教授、大学関係者、市議会議員、NPO関係者、環境省、山形県、鶴岡市、自治労、環境自治体会議スタッフ、などなど、スゴいメンバーであり、かなり高度な質問がとびかうフォーラムでした。
とにかく、今般成功裡に、本フォーラムが 開催できましたこと、皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。