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暫定税率 復活


昨晩、第一ホテル鶴岡で産業建設常任委員会とその説明員となる市役所幹部職員の皆さんとの歓送迎会がおこなわれました。その会場に行く道が、どーっと1列渋滞で、ほとんど身動きができない状態になっておりました。事故でもあったのかと思いきやその先にはガソリンスタンド。僕も会が終わってから駆け込み(!)ガソリンをいれました。僕の車だとランプ点滅から満タンにすると60リットルを超えます。125円だと7500円、これで30円違うとなると9300円。1800円違うということになるんですよね。うーむ。

この暫定税率の議論ですが、僕としては、もう、人口が減っていく時代に、そして1000兆円も超える赤字を垂れ流しておいて、さらに田中角栄の日本列島改造論の、土建国家のまま、突き進んでいいのかと思うのです。
 それと、高速道路がくれば、本当に地域が潤うのかということも、慎重に考えないといけない。実際問題、月山道の高速ができて、鶴岡の観光客数がのびているかというとそうでもない。逆に泊まり客数が減っている分マイナスになっていたというデータも以前みせてもらいました。
 それから、今回の議論の中で道路特定といいながら、道路に使われていないというものも次々に発覚したりしました。マッサージ機やタクシー代とか、、、、とにかく巨額を温存しているおかげで、無駄なところにいっている。また、政治資金に還流されている・そんなこともあるのだと思います。まだまだ膿んでいるところがたくさんあるように思えます。
 その構造をくずされたくないがための暫定税率の復活。

道路を造っていれば幸せはやってくるのか。医療や福祉が削減されている一方で、道路だけ温存すればいいのか。疑問をもちます。

これまで、高速道路も、こっちで手をあげないと手をあげて賛同署名が集まっているところにもっていかれる などとあおられて、署名活動が進んでいたりしていなかったでしょうか。「裏日本の基盤整備が遅れているのだ」といわれたりして。
 道路事業をすべて否定するわけでもないし、必要なものは必要なのだけれど、僕らはもっと考えて、税金をつかうべきではないでしょうか。
 これから人口減少社会になって、今度は道路や橋梁、トンネルの維持費用に金がかかるようになります。 
 このメンテナンス費用もしっかり考えに入れた中で新規の事業計画が進んでいるのか。僕は甚だ疑問です。

 それから、道路についていえば、高速道路はつかれなくて便利なのだけれど、財布に厳しいのと、それに、風景を楽しんだりすることは二の次になりますね。
 シーニックバイウエイということを検討して導入がはじまっているとも聞いていますが、まさにこの移動するときにみられる風景を楽しむ。そんな道路があっていいのだということだと思います。これはあまり立派な高速ではなくて、整備してもバイパスぐらいの道路でいいのだと思います。

さて、この地域の○○ならどんな道路がいいのか。みんなで納得づめで創られるようになるといいですね。道路も。

でも、この暫定税率が復活して、政治は全国総合計画でひっぱった線を踏襲するかのような勢いに又戻ってしまうのではないでしょうか・

列島改造論で拍手喝采の時代はとうに過ぎているように思えます。

これからは真に「持続可能なまち」づくりに貢献するのかどうかをみんなで一生懸命考えて、まずは、人口減少、大借金をつきつけられているのだという認識をして、まさに発想の転換をして、道路整備のあり方を考える必要があると思います
 
今日はメーデー・デモ隊に役所前街頭つじ立ちで応えました。
おかしなことはおかしい!とはっきりいうことが大事だ!

さて、鶴岡最高の季節。皆様 いい一日にしましょう。