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最上小国川河床の調査。


最上小国川の河床の調査の報告を県がおこなうとのことで現地へ。漁協、真の治水を考える会の皆さんと一緒に調査手法などを観察する。いままで、ずっと県は「湯脈に影響を与える可能性があるから掘削は絶対にできない」といって、調査をすることすらも拒み続けてきた。しかし、今般、こうした調査ができた事は一歩前進といえる。実際、岩盤の割れ目から水温の高い地下水が湧出するところをみた。熱源に川の水で水圧のかかった地下水が触れてお湯になる。調査された先生方は「現在、コンクリートで蓋をしている場所を観てみないとよくわからない。それを再調査する必要がある。」とおっしゃっていた。
 それと、掘削が可能かどうかの最終的な判断は、この調査の報告を待っての話になるわけであるが、この調査の段階でも、この岩盤にいきつくまで相当量土砂が堆積していることがわかった。川辺川の問題でも、人吉市や、相良村流域では川床掘削により随分贈水時の水位が低下したことを聞いているし、滋賀県では県が代替プランを提示して国と闘っている。そうした方向性でいえば、より慎重に、この地域でのダムではない治水の可能性をもっともっと考えてみる事が必要だ。この調査はいいが、判断に至るまで不当なことがおこなわれないように監視していくことが重要だと考えている。