最上小国川 公開討論会を申し入れ。
クリスマス。未来の子供達に山形県随一の清流をプレゼントしたい。
そんな気持ちで最上小国川の治水事業についての公開討論会の申し入れと、11月17日に申し入れに未だ回答がないことに抗議をし、公開質問状を提出した。僕は、「マスコミがいるときだけ、対応がいいようだけれども、電話の対応とか、ひどいもんじゃないですか。そんな姿勢で、説明責任を果たしているといえるんですか」「すべて、県民の税金でおこなわれている事業です、きちんと説明責任を果たしてください」と追求。県 土木次長らは陳謝した。回答は1月10日に郵送で送ってくるとの確約を得た。
文書は以下のとおりだ。
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山形県知事 齋藤 弘 様
2008年12月25日
最上小国川の“真の治水”を考える会
最上小国川の真の治水を求める対策会議
最上小国川治水計画に関する「公開討論会」開催の申し入れ
最上小国川の治水計画につきましては、私達はこれまでも繰り返し「ダムによらない治水計画」を求めてきたところであります。
ところが県は、12月4日の「赤倉地内温泉影響調査報告会」において、あらためて『赤倉地区の治水対策は、河川改修ではなく、穴あきダムでおこなう』ことを明らかにしました。
専門家の指導のもとに行ったとされる「温泉影響調査」から導き出されたこの結論には、調査手法や事実関係に誤認・歪曲があり、私達はとうてい認めることが出来ません。特に今般の説明中、「影響調査の考察」については、実際の温泉影響調査に携わった専門の研究者が異論を唱えております。また私達からみても、何の論拠もなく論理飛躍をしている点が認められます。
県の姿勢はまさに、事実を歪曲して、県民世論をダム建設に誘導するものであります。
また、“穴あきダム”で本当に赤倉地区の水害は防げるか、また、内水被害対策はどうするか、県は、肝心の問いに回答しておりません。また、12月4日の説明会では県民からの質問があっても受け付けず、強行に会を終了しました。これまで同様、一貫して事業の説明責任が果たされていない状況であります。疑問点は数多くあります。
私達は、流域住民をはじめ県民に正確な判断をしていただくため、互いの主張を公開の場で議論しあう「公開討論会」の開催を求めます。
県民に開かれた県政の実践として、下記に記す最上小国川治水計画に関する「公開討論会」に応じていただくよう申し入れます。
先ずは、開催の是非について、早急にご回答ください。
記
日 時 2009年1月中
場 所 最上町内
テーマ ①「温泉影響調査」報告内容の疑問点について
②河川改修による治水対策の可能性について
③“穴あきダム”の治水効果について
出席者 ・「温泉影響調査」関係者 特に調査に参加した3名の専門家
・ 最上小国川治水計画担当者
・ 最上小国川の“真の治水”を考える会 および 最上小国川の真の治水を求める対策会議の関係者
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以上。