からっぽの麻生 施政方針演説。
昨日、テレビで麻生氏の施政方針演説を聞いていた。
何か、とても空々しく聞こえた。
「何をしなければならないのか分からない、空疎でのんきな演説」と社民党の福嶋党首が指摘したとおり、実に空虚だった。僕の妻は、途中で「もうなんか嫌気がさしてきた」といって見るのをやめた。僕も環境 のところぐらいまでで「もういいや」とチャンネルを変えた。世紀の愚行。定額給付金をそのままごりおしし、この後に及んで、何をいったって心には全く刺さってこない。「安心」とかいっても交通事故者数が昭和45年よりも3分の一に減らせた。の次に自殺数3万人とはいったものの、その次が何もなく、ただ「誰もが生きやすい社会を作らなければなりません」というだけだった。この3万人という数の意味をどれだけこの人は感じているのだろう。
現場で生じている国民の真の悩みがわからない。そしてこれまでの利権や癒着の構造にはメスをいれようとしない。あいかわらず官僚べったりの政治のままなのだ。
ちまちまとした経済対策をやっていたってダメだ。旧来型の公共事業をやったってダメだ。
早く政権交代をして、カードを配り直す、真のニューディールをやらなければ、経済対策だって無理なのだ。国の政治も早くかえましょう。