持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > 日本の農業への希望の一手。

日本の農業への希望の一手。



写真は13日におこなわれた農業委員、認定農業者の方々との会議の模様。
当日は、他産業からの農業参入について、諸々意見が飛び交った。
農業委員、認定農業者の方々の声としては大方は反対。少数だが賛成の方がいらっしゃるという感じとうけとった。農家だけで維持しようとしないで、助け合っていけばいいのではないか。そうしないと、守れないのではないか。と言う声もあった。
しかしながらやはり農業の問題は、基本的になかなか担い手がやる気にならない農業の現実である。
  水田だけでは特に食べていけないし、減反転作奨励金とあわせて野菜をやっても、なかなか年収500万円を超えるのは至難の業なのだという事だった。

やはり、持続可能な農業のために、新しいシステムが必要なのだと強く感じた。そんな事を思いながら、14日の新聞をみていたら、一面にこんな記事。

新潟の農家の所得補償制度

米づくりの専業農家に年間所得最高500万円を補償するモデル事業をはじめる。5年間、2集落を対象に試行。雇用対策として新規就農者にも最高500万円を所得補償する事業を実施。

●水田総面積20から30ヘクタールの集落を2地区公募。1地区に2戸、600万円の支給。年1800から2000時間の農作業に携わり、10ヘクタールを耕作することが基準。
農業収入が500万円に満たなかった場合、県が不足分を補うもの。

米粉など主食用以外の米を耕作する場合は、所得に5%上乗せして補助する。
全国に事業を適用すると1兆円規模。

日本の農業を守るには、こうした新しい取り組みが必要なのだ。農業県 山形で、そして、農業が基幹産業である鶴岡市でも、特に米を守るために、こうした大胆な施策が必要なのだと感じた。