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都留市 小水力市民発電所 を視察。



都留市の小水力発電所を視察。直径6mの水車が役所の前で回る。なかなか圧巻だ。一日15件分ぐらいの電気を発電し、現在役所の電力の15%から20%をカバーしていると聞いた。これまで3000人の視察があったそうである。都留水エネルギー 研究会や、信州大学工学部などと都留市役所との協働の取り組みによってこの大型水車に致るまでいくつかの水車が実験されていた。そして市政50周年を記念したモニュメントを兼ねるかたちでこの水車をつくったのだとうかがった。年間にわたる流量調査をおこない、また、課題だったゴミの問題の解決に逆洗浄型の徐塵装置をつけていた。総建設費が4300万円。その建設費財源も興味深い。NEDO補助金が1500万円一般財源が1100万円、そして、市民参加型ミニ公募債として1700万円を充てている。
建設の方向性から、財源に致るまで、新しいかたちの公共事業の姿を見せて頂いた感じがする。
市民の方々からの反応も、すこぶる良しとの事である。水車のユニットはドイツ製だが、ブレードの損傷などについては木製の板を変えればよく、ほとんどメンテナンスフリー、年間の維持費用は15万円程度だとうかがった。建設費は、ほぼ現在発電している電気で30年で回収できるし、全国初で自治体が発行するグリーン電力証書により更にイニシャルコストの回収は早めることが出来る予定なのだと聞いた。課題はやはり水利権や電力関連の法律にあるようだ。水力の安定したパワーは期待値大とみた。