議会報告 「パドル」修正。雇用目標は100名→1000名の誤りです。
草島進一の議会報告「パドル」。
鶴岡タイムスに折り込みさせていただいております。
とても重要な、肝心の数値に誤植がありましたのでお知らせします。
草島進一議会報告
●冒頭の先端研の問題について
慶応先端研にまたも3億円の予算
計上。富塚市政肝いりの都市戦略と
して毎年3億円超9年間40 億円以上
の市税投入の成果として、市は国に
対して地域再生計画にバイオ産業で
「計40 事業者が創業し100人の雇用
を生み出す」という目標を示してい
ました。
(→ここが、100ではなくて、 1000です。)
、市は市民に対して、立地
企業数も雇用人数も税収も今後の見
通しも一切示さず、「世界レベルの研
究所の所在、活動そのものがすでに
意味がある」「若者の交流定着を促進
し、本市の価値を高める重要な投資。」
とあいまいな答弁をしてきました。
9年目というのに明確な成果も表
さぬ答弁に私は、「年3億ずつの“自
治” の放棄をしてきたのではないか。
合併後、全部署でずっと5%予算削
減の中、この40 億円の投入が、市民
へのサービスや市民のチャレンジを
阻害し元気を失わせているのでは?
と問いました。市長は「見解 の相違」と答えました。
●要するに、バイオクラスター集積の目標として掲げられていた雇用目標が正確には1000名だったのですが、100名と誤植があったということです。
実際、市は国に対して、地域再生計画で以下のように示していました。
、詳細に言えば産学共同研究・インキュベーション施設においては、30室の研究試験ラボラトリーを設け15事業所約120人の研究者、技術者によりバイオに関する研究開発が行われ、バイオサイエンスパークでは、約16.9haの敷地に研究所5機関、バイオ関連企業20社、関連支援業務企業10社、その他生活関連企業5社の計40事業者が創業し約1000名の新規雇用を創出するものと見込んでおります。
その1000名の新規雇用と記述するつもりが、校正段階で0が一個 抜け落ちてしまいました。
100名の雇用は、1000名の雇用 の誤りです。お手元の「草島進一議会報告」“パドル” どうぞ修正してください。
いずれにしても、その目標に対する原段階の成果は見られません。
たとえば、メディカル バイオクラスター集積をおこなっている神戸市では、積極的な企業誘致を進めており、二〇〇一年から二〇〇六年七月までの中核施設を中心とした進出企業は八九社(うち外資
系一二社)、雇用者数は約一七〇〇人に上る。などと明確に成果が示されています。
3月議会の反対討論でも
今般、平成16年度から平成20年度を計画年度とした、地域再生計画に掲げていた1000人の雇用の目標に対し、実績をうかがいましたが、全く応えずじまいで、更に、1000人の目標の達成がいつなのかも、全く応えがありませんでした。
バイオクラスターを都市戦略にもつ都市では必ず産業クラスターの指数として何社企業、雇用数、売り上げ高があり成果が発表されております。
なぜこうした基本的な実績さえしめされないのでしょうか。
150人の研究者がこの研究所で研究をしているというが、市と県の公費でまるで第二の公務員のような人件費があてがわれている研究者100名と、実質的に企業の中にいる約40名は、区別して実績の報告がなされるべきでありますし、いずれにしても事業開始から9年たっても明確に実績が示されない現状は理解できないのであります。
と述べております。
当局は「その計画はあくまで地域再生計画の補助金獲得のために作成した数値だ」などと議会で示す始末です。