持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > デビッドブラウアーセンター オープン。

デビッドブラウアーセンター オープン。


この5月10日、デビッドブラウアーセンターがオープンした。
しかし、これは米国、サンフランシスコ郊外のバークレイでの事。
私の敬愛するデビッドブラウアー氏の思いを具現化する、環境NGOや市民活動の拠点となるセンター。

僕が98年一ヶ月インターンでお世話になった、IRN  インターナショナルリバーズ もここにはいるし、デビッドブラウアーが創設したNGOであるEarth Island Institute もこのセンターの中でリスタートするようだ。
建物は、LEED 基準のプラチナ仕様。オーガニックレストランが中にはいっている。
「Think globally,Act locally」の生みの親であり、全米ナショナルパーク、世界遺産制度をつくる先駆けであり、ノーベル平和賞に2度もノミネートされた師。
僕は、98年、IRNにいたとき、デビッドブラウアーさんの家を訪れた。バークレイの住宅街にブラウアーさんの家はあった。僕は自転車でそこをデアンジェリスふさ子さんと一緒に訪れた。すると、当時20代だった秘書のマイケルさんと一緒にブラウアーさんは現れ、「ではランチでも一緒に食べよう」とシェパニーズに連れて行ってくださった。そこで諸々、環境政策の遅れている日本の政治の問題、これから世界の進むべき道など諸々。オーガニックの美味しいランチを食べながら語り合った。僕はふさ子さんの通訳をともないながら、公共事業の問題など、いろいろ話した。その話の中で実は10月にブループラネット賞の授賞式で日本に行くということ、そしてそのとき彼から日本のNGOのエンパワーメントをしたい。という事を伺ったのだった。

僕は帰国してから、ほぼ1ヶ月走り回り、これもデビッドさんが世界中に創設した地球の友の日本支部のランディ氏 や、パタゴニア日本支社、そして盟友、映像ディレクターのバンブー竹村氏、アシードの羽二カンタ氏、神戸のがれきの中で唱って頂いたときから親交があった岡野弘幹さんらに、また、長良川河口堰反対運動の時からお世話をいただいている天野礼子氏、当時ゴールドマン賞を受賞したばかりの山下弘文さん、ダムファイター仲間の善用寺進氏、通訳の伊庭さんら働きかけ、「地球のヒーロートーク」を開催した。山下さんやデビッドさんの子供の頃の話など、貴重な話が聞けたし、岡野さんをはじめ、KOWさんやGocooの演奏で盛り上がった。その後、当時開店したばかりのパタゴニア渋谷店で開催されたパタゴニア、プラネットパーティでは、デビッドブラウアーさんがピアノ演奏を披露してくださった。思い出すと今も鮮明だ。

「地球が、なくなったら どんな経済も成立しない」このデビッドブラウアーの言葉は、パタゴニアの社長、イボンシュイナード氏も一昨年日本でおこなったその講演でふれていた。

今の地球には、Conservation ,Preservation, Restoration.のCPRが必要。と生物多様性の保護、保全、リストア を当時も掲げていた。
彼の主張は今も斬新で、ようやく彼の志を受け止める土壌が今ようやく社会全体でできはじめているように思える。

日本にもう一度、彼の志を継ぎ、伝えていきたいし、僕は鶴岡で何が出来るかを追求していきたい。

Let the river run! Let the mountain talk!

デビッドブラウアーセンター ウェブサイトはwww.browercenter.org/

グリーンビルディングの最高峰の建築として評価も高いようです。