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産業建設委員会行政視察


鶴岡市議会産業建設常任委員会の行政視察で、宮津市、越前町、加賀市などを訪れ視察をして参りました。
20日から22日まで、宮津のとり貝養殖、「天の橋立」を囲む広域観光圏、越前町の棚田の水仙のオーナー制度、ラムサール条約登録湿地の加賀の鴨池などをを巡るものでした。トリ貝のブランド化のために産業部の中で横断的にカバーできる産業政策課をつくって100万円の予算を投じ、徹底的に広報キャンペーンをする姿勢。棚田保全では、棚田のオーナー制度をとりながら水仙に取り組む集落を訪れましたが、正直、これが棚田のままだったら。と思うと、口惜しい感じがしました。加賀の鴨池は、野鳥を、伝統猟の投げ網で捕るカモ猟の文化、田んぼの文化を含めたワイズユースで守るる野鳥の会のサンクチュアリとして全国3番目にできたところであります。加賀市で年間2000万円の委託料の予算を組んで野鳥の会に委託、指定管理者として運営されていました。現在常駐スタッフとして野鳥の会のレンジャー2名。受付1名。加賀市では、安全環境課の環境政策係の内、2名がこの鴨池の担当との事でした。ここを訪れるのは僕は3回目。一度目は97年の重油災害の際でした。 5kg 2900円、周辺で冬期湛水田でつくられた米を「加賀の米、ともえ」として販売。「自然保護米」としてはまずまずの値段で健在。全国から、自然保護のかたちとして引き合いがあるとのことでした。
視察途中、越前町で宿泊した「こばせ」は、作家 開高健がゆかりの旅館であり、主人の長谷政志さんに、日本で「食」に徹底して向き合い「文化」に高めた氏の資料や、ビデオなどを見せていただく機会にも恵まれました。

「悠々として急げ」   開高健