神戸から15年。災害ボランティアの体験をお話しました。
第六コミセンで、「災害の現場から学ぶ」と称して1時間半の講演をおこないました。この数日、神戸、重油災害
中越、能登半島、中越沖など地震の現場で何を考え、何を行動してきたのか、当時の映像や新聞記事、そして自分のメモや写真をかき集め編集する日々でした。いろんな断片をご覧に入れるような講演となりましたが、終わってから諸々貴重な声をいただきました。1時間半ではお見せすることができなかった映像もあり、語り尽くせなかったと思えることも諸々ありました。終わってからの意見交換。いろんなご意見、ありがとうございました。また、最後に提案させていただいた地域防災マップについては、これから皆さんと一緒に作り上げて参りたいと考えておりますので 、どうぞよろしくお願いいたします。
とにかく、「新しい公共」をかたちづくる際に重要な、ボランティアセクター。NPOセクターの「革新性」「創造性」など本来の特性、存在意義を考えつつ、よりよい災害時のあり方を考えていけたらと思っております。それと自分の経験をまとめる作業の重要性を改めて感じさせられました。初動期から、1ヶ月、2ヶ月ぐらまで、息つくところなく全身全霊で活動に打ち込む中でどのような人達に支えられ、どのようなエネルギーのうねりがあったのか。どうして会社を辞めてまで3年間もボランティア活動をおこなっていたのか。その暮らしはどんなだったか。「ボランティアのコーディネートをする仕事」とはどんな事だったのか。お金はどうしていたのか。
などなど。今こそ伝えないといけないことがあるのでは。と感じさせられました。