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山形県の水道料金はやっぱり日本一高かった!


先日。水道部にいって、これまで何度か確認させていただいている、H22年、4月1日現在の水道関連の統計書を確認。

家事用の水道料金の全国 ランキングが掲載されていた。随分昔に、山形県は値段の高さがダントツ一位となっており、新聞などでもとりあげられた事があるが、改めて見て、やはり平成22年現在の統計を見て、山形県の平均水道料金が、2099.1円で、10m3の使用量で全国と比べて一番高いということを確認。20m3だと、4230.1円の青森県の次、4168.6円で二番目に高いということになる。
 こうした情報はなかなかメディアに登場しないが、20m3で比べると都道府県平均では最高の4230円から1912円までと約2倍の差がある。実際の自治体の差でいうと、最高の羅臼町6360円から最低の富士河口湖町700円。9倍の差があるということは改めて驚く。
水源をダムに頼るか、地下水源か、それと人口が多いか少ないかがこの水道料金に影響する。もう少し細かくいえば、濾過方式が急速濾過や膜濾過、高度浄化など手をかければかけるほど建設費、維持費用が高くつくことになるし、生態系サービスを使った地下水、緩速濾過などを使えばそれをおさえることになる。
注目すべきは、この緩速濾過方式の浄水場だ。市議時代に実際に視察にいった広島県三原市の水道はその維持コストと水のおいしさに着目して最新の施設として緩速濾過浄水場を建設した。
  利水のためのダム建設と薬品に依存しがちな急速濾過方式の浄水場はセットで水道料金をつりあげる結果となっている。鶴岡市の場合は、自然浄化の地下水からそれに切り替わった結果として以前の約2倍の水道料金と、水質悪化ということになっている。年1100人ずつの人口が減ることになった今、こうした高料金体質の構造にメスをいれないといけないと思うし、根本的な問題解決のためには、市、県、国もこれまで踏み込めなかった領域に踏み込んでいかないといけないと考えている。実は、同じ悩みを抱えている自治体は多い。 どこも問題が先送りされているといっていい。
  人口減少時代に突入したこれからの時代に、持続的に低廉でおいしい水を提供できる水道にいかにしていくかは大きな課題だと思うし、まさに命を支えるライフラインであり地域の食文化をささえる水。
 今回は水道料金の問題に再びふれてみた。