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石巻市救援活動報告


3月19日から21日まで、石巻市の救援活動に行ってきました。石巻市内は中心部をはじめ、市内半分が津波に呑まれ、地震と水害が合わさったような状況が続いていました。1F部分が水没し、がれきの山となっている避難所の2Fから上に処狭しと雑魚寝しているような避難所。毛布一枚を底にしき、眠っている状態で、伺ってみると食料もなかなか満足に得られない状態にあるということ。また、避難所の他に避難しているところにはほとんど物資が届かない状況にあり、全体把握を行政的にも行えていないのではないかということ。など多くの問題を抱えていました。19日は、名取市に拠点をもっていたNGOの仲間達が石巻に拠点を移す日でもあり、合流。湊小学校などの運営のリーダーであるSさんと会い、同行した野球チームのみんなに物資の片付け作業などをおこなっていただきました。16日から石巻にはいったMaketheheaven のてんつくマンらと再会。避難所の他にいる人への調査隊の必要性などを情報交換。 20日、がれきの山と化していた湊小学校1F、体育館の泥だし作業を被災者の方々と一緒におこないました。
  午後8時、地元で活動するNGOに連絡をとり、石巻社協 のボランティアセンターでNGO、NPO、石巻社協の情報交換の初会合第一回「NPO連絡調整会議」をボランティアセンター内で開きました。参加団体10団体。不眠不休で被災地支援を続ける社協阿部さんから被災地の実態を伝えて頂き各NPO、NGOから活動報告。炊きだしの調整や避難所内外の調査隊、泥だし作業などの状況を共有。通常の電話回線が不通のため、避難所と直接連絡がとれずに調整が難しいなど、多くの課題があることがわかりました。また、自衛隊の基地に集まる行政を通じての物資について、NGO、NPOサイドで出し入れできるしくみづくりについても課題。と共有。

21日、20日に泥だし作業をおこなった湊小学校に大鍋が設置され「元気鍋」と名付けられました。
これで、単発の炊きだしではなく、継続的に炊きだしができ、被災者の方々だけでも煮炊きでき、お湯を沸かすことができます。避難所の他のマンションに避難されている方から連絡がはいり、物資を届けました。
22日、午後7時から再び議長役で第二回連絡調整会議をボランティアセンターでおこない再び情報共有。「石巻は危機的状況」という共通認識の下、1)炊きだし、2)物資を配りながらの調査隊 3)避難所、家屋の泥だし この3点のプロジェクトを中心に進めていくことを確認しあいました。

また、FM 石巻との協働について、提案があがり、全国からラジオを集めて被災者に提供しようということにもなりました。21日の調整会議の議長を務めその後帰路へ。 

石巻の救援支援活動はこれからが勝負です。危機的状況は続いています。
皆さんのご協力をお願いします。