本日の山形県議会 東日本大震災特別委員会と農林水産常任委員会
本日は10時から東日本大震災特別委員会が、特別委員会室で開かれた。全員で自由闊達に議論するのかと思いきや、委員長と副委員長とを選び、小委員会13名を選び、選任された。残念ながら無所属の我々からは委員が選ばれなかった。今後小委員会で会議を開き、委員会に提案をするかたちで議論をおこなうとのこと。うーむ。 今後、小委員会を傍聴しつつ、諸々提案をあげていくことか。
その後、昨日に引き続き農林水産常任委員会。昨日要求した、緊急雇用基金でのそれぞれの施策で何人ずつ雇用を見込んでいるのか。資料がでてきた。最も多いのがさくらんぼ元気プロジェクト事業費 3304万8千円で62名。収穫作業や子ども達のさくらんぼ狩りの誘導係などに被災者の方を雇用するとのことだ。
このが皮きりで、この後、県内産の農作物のキャンペーンをおこないながら雇用をつくっていこうということで、今後だだちゃ豆にも展開させたいものだ。
さくらんぼのキャンペーンでは13100トンが目安とのこと。有意義なものであってほしい。
同じく農水の緊急雇用創出事業臨時特例基金活用では、被災者の就農育成研究の事業に20名、4081万。
次に、昨日質問した、県内の避難者に対する就農相談及び、被災地での炊きだし等の支援に14名 2707万。といったもの。
質疑では、放射性物質の検査関連。今般の補正でゲルマニウム半導体方式の測定器を追加導入することにより1日、3,4検体をできることになるとのこと。
他、畜産の飼料の問題で、石巻にある全農の飼料工場の被災により、1週間ほど飼料の手配がつかず現場の養豚、畜産関係者が困惑していたこと。そして今後について、以前酒田に工場があったように、太平洋側と日本海側でリスク分散の考え方が大事なのではないかと指摘があった。
木材活用の関係について、これも石巻にある合板工場の被災により県産材も6万立方の行く先に困ることになったとのこと。
また、昨日の私の質問でふれた宮城や福島の被災地でおこなうことができない米作りを山形でおこなう米の量について、先輩議員からも「少ないのではないか」と指摘があった。
実際には、宮城県6536トン、福島県 19986トンの米を、受ける県は、以下
北海道 1500トン
青森県 3380トン
秋田県 6170トン
山形県 2480トン
埼玉県 20トン
長野県 902トン
新潟県 10280トン
石川県 1370トン
福井県 100トン
三重県20トン
兵庫県 200トン
とのこと。
宮城県の受け手としては、山形県は最も多いのだともうかがった。
森の木材利用について、合板工場の設置、高性能機械の導入を促した先輩議員に関連質問として、
一言。仮設住宅として、木材活用をしている 住田町。実際に5月9日に入居したての仮設住宅を訪れ、被災者の方にお話をうかがい、実に快適で喜んでいた被災者の方々の声を紹介した。そして山形県の木材を使って、住田町のような仮設住宅をつくるには、どんな施設がたりないのか また、こうした仮設住宅への県からの取り組みはないのか。と質問をした。答弁の中で、実際に山形の家づくりネットワークの方々が宮城県の仮設住宅にエントリーしているとのこと。 僕のほうからは、今後の山形の木材利用をすすめるためにも、高性能機械の導入、合板工場ととに、ユニット化する工場などを考え、山形型仮設住宅がつくれるぐらい積極的にとりくんでほしい と結んだ。
昼までに会議は終わった。昼食後は、森林の木材利用の関係部署よりもう少し具体の話をうかがい、
その後、財務より今年度当初予算の説明をうける。
もろもろやって気がつくと6時をまわっていた。
明日は本会議 今般の5月補正予算について討論と採決がおこなわれる。