除洗労働の問題
昨晩の福島に寄り添う集会。福島の除洗の問題。除洗労働=被曝労働なのだということ。ゼネコン、東電の関連会社、等々を経て下請業者から発注される低賃金の問題。発表された方がこの問題に関わることになった除洗の問題は、本格除洗の前の先行除洗であっても楢葉町20集落に11億円も税が投入されていた。その際、住民はほとんど効果がないと指摘していたし、ゼネコンも除洗して1年後には元に戻っているといっていた。本格除洗になると一ケタ高くなるつまり、20集落だと110億円もの税金を投入する除洗事業になる。被曝労働を助長し、全くいくらかかるかもわからない、そして、地元労働者には全くいい仕事にはなっていない。負の連鎖のような「仕事」なのだと発表されていた。これは深刻な問題。改めて受け止めた。その方からのお話では、山形からもそうした作業の仕事をしに来られているかたがいらっしゃるそうだ。最近メディアによってその除染の問題が明らかにされはじめているが、どうも闇が深い。こういう連鎖を断ち切らないと「人間の復興」から更に遠ざかることになる。