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安保法案=戦争法案 強行採決 立憲民主主義を根底から覆す暴挙。憲法違反政党自公を許さない


立憲民主主義国家、積極的非暴力平和主義を貫いてきた戦後70年の日本の憲政史上、最悪の強行採決が昨日7月15日。国会を10万人以上の方々が取り囲んでいる。ささやかではあるが僕も連日声を上げ続けている。本日の衆議院でも自民党、公明党による憲法破壊、立憲主義破壊がおこなわれるのか。憲法の番人は私たち国民だ。「権力の暴走を止めよう。

7月15日午後6時からパル前にて戦争法案 強行採決絶対反対市民の行動に参加。その後「知憲の会」vol1をおこないました。伊藤真先生の講演は実にわかりやすいとしきりでした。

以下、国会質疑のダイジェストが届きました。最終質疑でもごまかしと詭弁が続いています。中継映像も見ましたが特に辻元議員への質疑は酷かった。 

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{安保法案問題}昨日の締めくくり総括質疑の内容。どこが円満採決(自民党見解)か? 論点が出尽くしたといえるのか?(公明党見解)?なんでこれで質疑を打ち切れるのか。憲法違反 立憲主義破壊の 自公の暴挙。

以下、総括質疑のダイジェストです。

 

【7月15日(水)安保法制特別委員会 締め括り総括質疑 ダイジェスト】

※首相出席、NHK中継なし(信じられません)

中継アーカイブ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php…

◆長妻昭(民主)
「安倍総理、今日強行採決するんですか? 説明が尽くされたと考えます
か? 浜田委員長、やるんですか? 今日の採決の撤回を求めます! 時間
数を強調するが、後ろから紙が出て、意味のある答弁は少ない」
「答弁は全てバラ色。米国で先に公約した姿勢が問題だ。防衛出動を命じ
られるのは総理お一人。「我が国に戦火が及ぶことがないのに、日本を侵
害する意思がないのに集団的自衛権が行使できる」との答弁すらある」

◆長妻昭
「総理が適切な歴史認識を持っているかは重要であり、安保法制と密接不
可分だ。かつて「国策を誤った戦争だったか?」と総理に何度も聞いたが
答えなかった。軍人が閣僚になったり、大政翼賛会を作ったりしたのは間
違いだったか?」
安倍首相「歴史的事象にいちいち論評するのは避ける」
長妻「安保法制を使い一番重い決断をするのは総理だ。従来の内閣の立場
を引き継いでいるなら、先の大戦は誤りだったと認識しているか?」
安倍「歴代内閣の立場を引き継いでいる。同時に地域の平和に貢献するの
も我々の信念。今回の法制は戦争を繰り返さないとの立場で作り上げた」

◆長妻昭
「先の戦争は間違いだったと考えるか?」
安倍「今の国民が指導者が言えば烏合の衆のように従うというのは国民に
失礼だ。私は国民の英知を信頼している。我々は先の大戦の反省のうえに
日本を作ってきた。しかし、国際情勢の変化をどうとらえるかという問い
から逃れられない」

◆大串博志(民主)
「強行採決は国会にあるまじき行為だ。総理が言う通り、国民は的確な判
断力を持ち「反対」「違憲」「よくわからない」と言っている」
安倍「理解が進んでいないのは事実で、進むように努力するが、国民の命
や幸せを守り抜く責任も付託されている。60年安保やPKO法などに際にも
理解は進まなかった」

◆大串博志
「総理のように「俺たちの判断だから正しい」というのは極めて上から目
線だ。菅官房長官は「ダラダラ続けてはいけない」と言ったが、ダラダラ
と議論をしているのは政府の方だ。総理らは答弁に詰まり、104回、計4時
間24分も審議が止まった」

◆大串博志
「昨日も日比谷野音に2万人を超える人が集まった。女性やシールズなど
若い世代も将来を心配して立ち上がっている。学者や学識者、地方議会も
300近くが「慎重」「反対」の意見書を提出した。世論調査でも反対が過
半を大きく超え、審議が尽くされていないが8割だ。閣僚からも「理解が
進んでない」との声が出ている」

◆大串博志
「総理答弁は二転三転している。米艦への攻撃でも存立危機事態の認定が
「発生」から「明白な危険」に。「存立危機武力攻撃」が何かが不明確だ。
重要な点が二転三転していることに反省はないのか?」
安倍「誤解だ。米国への攻撃が発生し我が国への攻撃が切迫し、米艦攻撃
の明白な危険がある事だ。二転三転していない」

◆辻元清美(民主)
「澤地久枝さんが、この「アベ政治を許さない」との紙を掲げようと呼び
かけている。総理は見たことはありますか?」
安倍「報道で見た」
辻元「自民党のカフェスタの動画が削除された」
安倍「海賊対処法に民主が反対した点について、船に辻元議員が乗ってい
たと言ったのは間違いだった」

◆辻元清美
「「安倍疲れ」との言葉もある。ダラダラと言い訳するのではなく、謝る
べき時に謝るべきだ。自分の言いたい事さえ言っていれば政治が前に進む
というのは改めるべき。国民は憲法、国民主権、民主主義、そして戦後平
和主義の「存立危機事態」だと思っている。アベ政権ではなくアベ政治を
トータルに許さないと言っている」

◆辻元清美
「この委員会は私へのヤジから始まって、私へのデマで終わらせようとす
るのか。個人の話ではなく、国民に対して非常に軽率であり不誠実だ。こ
の期に及んでダラダラ言い訳するのは認められない」

◆辻元清美
「岸田外相は「拘束された自衛隊員はジュネーブ条約上の捕虜として扱わ
れない」と答弁したが、総理は3月、「軍人として扱われなければテロリ
ストとして扱われる」と答弁した。総理の論理なら自衛隊はテロリストと
して扱われるのか?」
岸田「捕虜として扱われないが直ちに解放を求める。我が国の行為は違法
行為ではなく適法行為でありテロリストではない」

◆辻元清美
「イラク派遣時の黒塗り資料が出ないと審議できない。要求しても出てこ
ない。出してもらうまで質問できない」
中谷大臣「全面開示の方向で検討中だ」
辻元「全部出ないと質問できない。出ないと採決できないということでい
いか?」
浜田靖一委員長「そうではない。理事会で検討していく」(騒然)

◆辻元清美
「総理は「侵略戦争に加担する事は絶対ない」と言いながら、「侵略戦争
の定義は定まっていない。見る側で違う」と言った。どうやってあなた自
身が判断するのか?」
安倍「国際法的に定かでないのというのは政府の一貫した立場だ」
辻元「過去の戦争を国策の誤りと判断できない人に安保法制の判断ができ
るのか」

◆辻元清美
「憲法違反の法律を見過ごすのか。憲法99条の憲法尊重義務に違反しない
ように、歴史に恥じぬように、総理は勇気をもって法案を撤回すべきだ。
それが総理にできる国民の声を聞く最大のことだ」

◆下地幹郎(維新)
「何をもって充実した審議とするのか?」
安倍「委員会として充実したとご判断される時だ」
下地「国民が審議を聞いて納得したかどうかだ」
「独自案には党内でも「与党をアシストする」との懸念があったが、それ
を出すのが本当の野党だ。独自案の審議が3回での採決はおかしい」

◆青柳陽一郎(維新)
「中央公聴会で与党推薦の村田(晃嗣)公述人は「地方議会からも懸念の
声が。安保、外交は東京だけの問題でなく、日本全体で深く議論すべき。
地方でも議論できる環境整備を」と述べた。地方議会の理解は進んでいる
か?」
安倍「理解得る努力は重要だが、国会の大きな責務もある」

◆青柳陽一郎
「東京新聞によれば、地方議会の意見書は「反対、廃案」が124件、「慎
重」が168件、「賛成」は5件のみだ。中谷大臣の地元の高知県馬路村でも
全会一致で「法案の制定の中止」を求めている。それでも数の力で押し切
り、修正もせず採決するのか?」

◆赤嶺政賢(共産)
「『イラク復興支援行動史』の黒塗りの資料が未だに提出されていない。
いつまでに出すのか?」
中谷「理事会の指示に従い検討する」
赤嶺「だったら今、理事会を開いてほしい」「イラク空自派遣の教訓の資
料はいつ出るのか?」
中谷「開示の検討中であり速やかに結論を得たい」

※この後、赤嶺議員が17日に委員会を行う動議を提出したが、起立少数で
否決。直後に怒号の中、浜田委員長が各法案の質疑の終局を採決。起立多
数。各案の採決前の討論に。自民党の御法川信英、柿沢未途、濱地雅一の
各議員が討論。その後、野党議員が議長を囲み、多くの議員がプラカード
を掲げ怒号が飛び交う中で浜田委員長が12時26分頃に強行採決。

※上記の強行採決に至る流れは、
このアーカイブの赤嶺政賢議員の部分のうち、28分頃から最後まで。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php…