市町村合併は情報公開の機会
今日のサンデープランニング、合併問題がとりあげられていたが、鶴岡の合併を考えた。
コメンテーターは言う。従来型の市政運営ではもたない。
「行政運営の体質を変えるべきことを、そうではなくて特例債に飛びついて大事なことを忘れている。」
僕は合併の議論の際、ずっと指摘つづけてきたことがこの点だ。
合併後の主要事業などを見ると、いかに特例債だのみの市政運営になろうとしていうrかがわかるが、「それぞれの町の総合計画や議論を重視しまして」などといっているが、まさに右肩あがりの時代の市政運営のまま、合併後もできると考えているのが現市政なのではないか。
番組では、、住民投票の結果を無視して駆け込み合併を申請した相模湖町長と、特例債は使わない。情報公開。対立点は時間をかけて話し合う。といった主張の本宮町の佐藤町長がとりあげられていた。
本宮町の佐藤町長はいう。
特例債があると、強引にといったこともありうる。特例債のあめ玉を考えた合併をしても住民のしあわせにはつながらない。「合併というのは住民にたいする情報公開のひとつである。その議論をしっかりとやって、住民に理解をしていただく。それが合併である。」
お互いにあるものを全部さらけだして、住民が納得いくように議論をつづけていく。
鶴岡をはじめとする合併協議だが、議会で質問しても肝心の情報がしめされないまま、「合併ありき」で進んでしまった協議だったと強く感じている。また、羽黒町の専決処分事件もあったけれど、とにかく「期日に待ち合わせよう」だけ考えて、住民無視のかたちで強引におこなわれてきた合併だ。それに三川町の問題もある。
鶴岡市はその合併するリーダーとして、徹底した情報公開と住民参加を果たさねばならなかったわけだけれど、果たして、この佐藤町長のような姿勢があっただろうか。
「あからさまにさらけだして、みんなに考えてもらう。そして判断してもらう。納得してもらう。」
これが情報公開、説明責任の基本姿勢だ。
今の鶴岡ははたして何%これを果たしているのか。