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小泉首相の靖国神社参拝の自粛を求める。


6月議会の最終日 意見書で、小泉首相の靖国神社参拝の自粛を求める意見書に賛成討論をした。

以下のとおり。

基本的に私は、この請願書に書かれた趣旨に賛同するものでありますが、


日中関係は、反日でも後、改善のきざしがみえはじめていたにもかかわらず、
小泉首相は、「首相の職務としてではなく、わたしの信条から発している参拝に他の国が干渉すべきではない。」などの国会答弁は、来日中だった中国の副首相が小泉首相との会談をキャンセルして帰国する騒ぎになりました。

6月14日付けの深部によれば、「日本遺族会」も「諸国に配慮し、理解してもらうことが必要」と、参拝中止を求める中国や韓国に配慮するよう求めた内容とのこととであります。

中国や、韓国の批判は、A級戦犯が合祀(ごうし)されている神社への参拝が、侵略戦争の正当化にうつることであると考えます。

靖国神社の問題というのは、やはり、戦争責任という概念をいっさい否定する神社であるということだと考えますし、その参拝を日本政府の指導者が戦争犯罪人を祀る靖国に参拝することは、戦後処理の国際的合意を否定することとする考え方に賛同するものです。

この件にかんしては、文芸春秋7月号に大論争アンケートが 興味深く私は読ませていただきましたが、気持ちとして、最も、ひびいたものは次の一説であります。

● 現代の國語學の第一人者であられる学習院大学の名誉教授、大野晋先生は、「遺憾の意とあいはんする」として寄せておられます。
● 戦争は次の三者によって成り立つ。
● 1)戦争を計画し、命令して軍人、兵士を動員して戦闘を実行させる人、
● 2)命令をうけて国のためと思い、いやいやでも殺人行為を遂行し、自らも殺される結果になる人。
3)市街や村落に安住したのに戦場になり、やむなく撤廃され、慰安婦にされ、爆撃され、一斉に破壊されて死亡し、生活の途を失う人。
靖国神社は、1)を合祀(ごうし)しているので、国土を15年にわたって蹂躙
された中国人が日本の総理大臣の靖国参拝を拒否するのは当然で、参拝への抗議を内政干渉だといっているようでは、日本の政治家が大東亜戦争を遺憾に思うなどといってもそれは言葉だけだと思うでしょう。
 私は米国の3月10日の東京下町の大空襲を見たし、広島長崎の原爆投下もわすれません。3)の人たちの気持ちをかんがえないと、日本は米中 韓に見放されて孤児にきっとなるでしょう。

この意見に大賛成するものであります。

反対論者は、地方議会からこうした意見書をあげることは、そぐわないなどといっておりますが、それは論外であります。国が間違った方向に進む前に、地方議会からこうした声をあげることはきわめて重要な事だと考えます。

よってこの意見書に賛成するものであります。