月山炎のまつり05成功。
月山炎のまつり05が終了した。昼までにハーモニーパークの片づけを終え、叶宮と三山合祭殿にお礼参りに行き、関わってくださった皆様の心願成就を祈る。今年もまた学び多きまつりであった。参加してくださった市民のみなさん、アーティストの皆さん、最高のスタッフのみんなに感謝を申し上げたい。月山の恵みに感謝し、一心にまつる。15日には湯殿山開山1400年にちなみ、岡野弘幹さんによる奉納演奏と伊藤清泉さんによるライブペインティングをおこなった。出羽三山宮司からは「湯殿の大神もさぞおよろこびの事と察する」とのお言葉。
開山1400年を迎えた湯殿山。この音が、湯殿山に、また月山にひびき、また新たな歴史を刻む人々への賛歌となることを祈る。音霊奉納と一緒におこなわれたライブペインティングもすばらしかった。こちらは湯殿山本宮にいらっしゃると御覧いただけます。
今回は奉納演奏の後、演奏者の皆さんと一緒に滝行(たきぎょう)をおこなうことに。鳥船神事の後、大きな恐怖とともに滝に打たれる。滝の中で自分と向き合う。力がわき起こる。三山の修験や行の文化は、ここにしかない、自然ならではのものを活かし、それと向き合う私たちの心になんとも深い宝物のようなものを与えてくれる。
合併後の鶴岡は、この月山を頂点とし、庄内平野、日本海までをひとつの自治体となる。この自然資源や文化をどう活かすか。大きな課題だ。今回もこのまつりを通じて、アーティストを含め多くの人が月山の自然に感激していた。地元スタッフの何人かもこの祭りを通じて、月山や湯殿山のすごさに気づき始めている。私たちが誇れる自然文化がここにあるのだ。もっともっと若い人たちに月山のすばらしさを伝えられたらいい。そしてもっともっと、月山の麓で生きる自然の力、音の力、人の力。心のつながりが生む力、クリエイティビティを広げていきたい。http://www.gassan.jp