小泉改革のイカサマを見破ろう!
神戸の震災ボランティアで動いた同志であり、知事就任後は、脱ダム宣言をはじめとする公共事業の変革他、様々なご指導をいただいている長野県田中知事が、新たな挑戦に挑んでいる。新党「日本」。
今週も毎日朝一街頭演説でお話したけれど、「改革だー」と言いながら、結果として170兆円借金を増やし続けてきたイカサマでしかない小泉改革よりも、実際に500億円もの借金を減らしてきた長野改革の方が本物に思える。
現場主義で動いて本当に国民と心通う政治にする。その真の改革を田中知事は実践されていると思っている。
今回の衆院選挙で真の改革を成し遂げるとすれば、まずは小泉改革のイカサマを見破り、政権交代をすること。そして田中知事がいっているように、真実を当たり前のように語り合えることができる政治に変革すること。だと思っている。
なお、民主党の事を言えば、中越震災でも第一に現場に駆けつけていただき、(最も早く現地にかけつけたのは兵庫6区の民主党 市村浩一郎氏だ。)我々民間NGO「中越元気村」の動きにご理解いただき、ピンクドームや光熱費などの支援をいただいた。あの震災の時も神戸の時と同様、真に民の声に耳を傾け現場主義で動いたのは民主党の議員の皆さんだったと思う。
元気村で拠点に使わせて頂いたピンクドームは鳩山さんの支援者の北海道の業者さんからご提供いただいた。そして当初の10月25日には菅直人さんや岡田代表が現地に来て僕らの声に耳を傾けてくださった。感謝するとともに、今回のマニュフェストを支持したい。
いずれにしても、真の意味で「官から民」を実現するには、これまで長い間官僚社会と癒着し続けてきた自民党でいくら「改革だー」といってもお話にならない。
政官業の癒着構造を断ち切ってこそ真の改革。民主党、新党日本など、真に官僚システムに立ち向かえる志と姿勢があってこそ真の改革は実現できる。
今日、ニセコ町長が民主党から立候補するとの記事を拝見。この方にもこれまで様々なご指導をいただいてきた。地方の改革の実績を国の政治に活かし、改革をおこなおうという思いなのだろうとうけとめる。
平和問題では、元レバノン大使の天木さんが小泉総理の地盤から出馬するとのこと。イラク派兵の問題を徹底的に訴えるのだと聞いた。
小泉改革のイカサマの指摘でわかりやすく的確と思えるのはこの田中知事の主張のように思えるがいかがでしょう。
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逆境シックスで「信じられる日本へ」
田中康夫
2005.8.25
「構造改革」の名の下に、就任後の4年間で170兆円もの赤字国債を発行したのが、「奇っ怪ニッポン」を率いる小泉純一郎&竹中平蔵コンビなのです。1時間に39億円づつ増加する日本の借金は今や1000兆円に達し、世界一の借金国です。
食べるモノにも着るモノにも事欠かず、物質的には豊かな筈なのに、自ら命を絶つ国民が1日100人にも上り、未来への夢と希望が抱けぬ「日本を救い、国民を守り、霞が関を変える!」。
荒井広幸、小林興起、滝実、青山丘、長谷川憲正の5氏と共に、映画「逆境ナイン」ならぬメ逆境シックスモとして、「信じられる日本へ。」を合い言葉に新党「日本」が始動しました。
日本長期信用銀行に6兆円もの国民の血税を注ぎ込んだ政府は、その僅か6千分の一に過ぎぬ10億円で海外の金融業者に、熨斗紙を巻いて譲渡したのです。程なく新生銀行は1兆円もの利益を上げるに至りました。
我が日本を他国に売り渡すが如き、こうした悪夢が郵政民営化の先に齎されはしないのか? 政権与党には説明責任が求められています。
が、単純空疎が身上の宰相・小泉氏は言わずもがな、経済に詳しい筈の忠臣・竹中氏に至るも、郵貯・簡保の340億円(3兆ドル)が民営化後に、どうなるのか。長銀の二の舞になるのか否か、黙して語らずです。
思い起こせば道路公団民営化も、霞が関官僚に丸投げしたが故に、計画されていた高速道路の殆どが建設される羽目に陥りました。而して、民営化後に通行料金が上がるのか下がるのか、未だ一向に判然としません。
イタリアと日本の高速道路1km当たり建設費用は総じて同じです。が、一足先に民営化したイタリアの通行料金は東京-神戸と同距離なローマ-ミラノが3300円と日本の4分の一なのです。様々なファミリー企業へと収益が流れ込む構図をも徹底的に解体せねば、民営化とは呼び得ぬ高額通行料金の儘です。
実は、郵政事業の改革を、と郵政公社化の旗を最初に振ったのが畏友・小林興起でした。而して、執拗に従米・屈米を日本に迫るアメリカでは何故か、郵便事業は国営の儘です。一体、民営化の先の日本には何が待ち受けているのでしょう?
なのに、その疑問に宰相・小泉は答える事も無く、戦後○×式民主教育で育った“成果”なのか、民営化にイエスかノーかの単純矮小化した恫喝を繰り返しています。
靖国参拝に留まらず国家観も異なる公明党と、数合わせの為に選挙互助会を組む自民党は、復唱しますが、僅か4年間で170兆円も赤字国債を発行したのです。それでも「構造改革」内閣だと胸を張るのでしょうか。のみならず、年金や福祉、外交、教育と問題は山積。「郵政選挙」と呼び得る筈もないのです。
4年半前の県知事就任時、長野県の財政状況は全国47都道府県中ワースト2位でした。財政健全化を掲げ、547億円の累積債務を減少させました。借金の額が連続して減っているのは、長野県だけです。而して、完全失業率は全国でも低い方から2番目です。
思い起こせば第二次大戦中、フランスで君臨したナチス傀儡のビシー政権を打倒するべく、シャルル・ドゴールは国家主義者だったにも拘らず、共産主義者とも社会主義者とも連帯しました。
小泉“売国”政権の悲劇から日本を救うべく、新党「日本」は奮迅します。1人でも多くの方々が投票所に足を運び、「信じられる日本」を取り戻すべく、冷静で賢明な選択をされますように。
新党「日本」http://www.love-nippon.com/
田中康夫 http://www.yasu-kichi.com/