月山ダム水源地域ビジョンについて
月山ダム水源地域ビジョン の広告が山形新聞の一面広告に載っている。さも、地域住民、行政、専門家の連携ということで、パブリックインボルブメントが成立しているように書かれているが、ボクは強烈な疑問を持っている。というのは、全然排除されている市民がたくさんいるのではないかということだ。
ボクは、この月山ダムの問題と地域の地下水問題に98年から7年半にわたってとりくんで来た。この地域の地下水の調査を行ってこられ、この問題を真剣に論じてきた大学教授もいらっしゃる。真剣にこの水の問題を考えている市民の方もいらっしゃる。そうした人達が排除されたまま、水源地域ビジョンが策定されたのだ。
失礼なことに、ボクのところには、一度コンサルがやってきて取材をしていったきり、何のお知らせもなく、これまで委員会はおこなわれてきた。これは全国の国土交通省の河川局でこうした水源地域ビジョンとか、流域会議がおこなわれている中で、稀なケースだと感じている。
本日、午前9時半に、この月山ダム水源地域ビジョン策定委員会 佐藤努所長あて、電話をし「なぜ、こうした排除の姿勢がおこなわれてきたのか、きちんと説明を求む」と伝える。
来週にでも説明を求めている。月山ダムは、初年度の維持費が11億円かかっていた。おおむね8億円ぐらいの維持費がかかるものと見込まれているが、これもみんなでチェックしていこう!