持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > 消防の西分署と国保協議会

消防の西分署と国保協議会


今日は会派代表者が招集され、消防の湯野浜分署移転に伴う、新分署計画について構想を聞いた。現在、湯野浜、大山の2分署があるが、救急車が配備されていない。したがって、湯野浜に救急車が到着するのに16分もかかっていた。ということもあり、スパール(プール施設)のとなりあたりに西分署をつくり、ポンプ車1台、救急車1台を置こうというもの。概算で2億円の構想。用地所得、敷地造成は平成18年度、18〜19年の事業として建築などをすすめる予定と聞く。

今、内川のとなりにある消防の本部にしても、パルショッピングセンターの近くへの移転構想もある。これも時期をみて予算執行ということになる。

ーーーーー
午後、国民健康保険の運営協議会を傍聴。
値上げがさけられない現状である国保の実情について説明があり、委員の質疑がおこなわれた。
今回示された国保税改正案は鶴岡で一人あたり平均で6.2%、藤島、20.1%、羽黒 17.8%、櫛引16.2%、値上げ。朝日、温海据え置きというもの。旧鶴岡で一人あたり調定額は65,737円だっところが、H18には72,814円ということになるといったもの。詳細は後述したい。
現状未納分で8億円ぐらいあると聞いた。これがもっと増えるのではないかという疑問の声も提示された。
 国保の問題は、国を含め、制度疲労の声も多い。また、最近ではこんな記事も目にする。

「<無保険者>全国30万世帯以上 国保料滞納で保険証使えず
 国民健康保険料の長期滞納を理由に、医療費の全額自己負担を求められる資格証明書を市町村から交付され、保険証を使えない「無保険者」が04年度、全国で30万世帯以上に達したことが、毎日新聞の全国調査で分かった。資格証明書は滞納対策とされ、交付数は00年度の3倍に増えたが、滞納世帯数は逆に上昇した。(毎日新聞)」
「国保滞納し保険証返還 受診遅れ11人死亡 札幌も2人  
 国民健康保険(国保)の保険料を滞納して保険証を返還し、医療機関の受診の遅れから病状が悪化、死亡したとみられる患者が過去六年に少なくとも十一人いたことが二十八日、共同通信の調べで分かった。患者のほとんどは不況の影響などによる低所得者という。滞納世帯は年々増加し、保険証を返還した世帯は昨年六月時点で約百三十万世帯。誰でも安心して医療が受けられるはずの国民皆保険制度の中で「格差社会」の一端を示した形だ。 (共同通信)」

国保の問題は、国全体で矛盾を生じていると言っていい。特にフリーター、ニート増加など雇用形態も変化している中で細かい所得や生活実態をいかに把握するか。それに、失業者への対応などを考えれば1年前の所得に応じて金額が決まる制度で果たしていいのか。歳出はこれ以上絶対に下げられないのか。値上げの前にもっと考えるべき点はないのだろうか。
  
 会議の語、市で取り組んでいるヘルスアップ事業について聞く。保健士さんをリーダーに一生懸命やっていることは理解できた。現場も訪れてみたい。