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ザ・コーポレーション  


今週はアースデイ4月22日を含むアースウィークです。それにふさわしい話題をご提供したいと思います。

「ザ・コーポレーション」という映画があります。
僕は2回観ています。(実は1回目は時間の都合で最後まで見れなかった)
この映画は巨大企業「コーポレーション」の問題を、環境汚染や人権問題、戦争など、様々な切り口から分析し、それに伴う市民運動家や告発者、ジャーナリストなどのメッセージを加えたドキュメンタリーフィルムでした。
  僕が知っている出演者としては、マイケルムーア、ノームチョムスキー、世界水フォーラム関連の問題でお会いしたこともある、モードバーロウ さんらでした。
  取り上げられている問題で特にうわーっと思ったのは、 ボリビアの水道民営化を阻止した民衆の運動。死者を含む民衆の運動により理不尽な企業による水の独占を防いだ コチャバンバの紛争。
 他にもナイキ、GAP、キャシーリーギフォードなどの労働搾取工場の人権侵害問題。インドの環境保護運動家ヴァンダナシバがとりくんでいる遺伝子組み換え作物と種の独占に対する運動。それに、モンサントの薬品入り牛乳の発ガン問題をめぐって、大企業に動かされるメディアの問題。
などなど、世界各地の理不尽な問題と、それに取り組むアクティビストがでてきました。IBMのパンチカードがナチのユダヤ人強制収容所に使われていたことなどもありました。

それぞれ気が重くなる問題だし、実はこれは外国の話しではなく、日本にいる私たちのまわりにも多く存在する理不尽な問題だということに段々気がついてきます。
そして、やっぱり、何かしなくちゃという気持ちがわいてきます。

 映画を観ていて、僕は世界で初めてダムに反対をしたアクティビスト、デビッドブラウアーの言葉を思い出した。「環境を口にする企業は増えてきたけれど、本当に心をもつ企業はどれだけあるのだろう。」と。

マイケルムーアが最後にメッセージする。
「俺は人々がこの映画を見て立ち上がり、行動すると信じている。世界を我々の手に取り戻すために」
アクティビスト達が指摘する世界の真実を自分の目で見て、彼らの声に耳を傾けよう。

問題に直面したら、勇気を持って動き出そう。動き出したら、世界中に仲間がいる。厳しくても、大変でも、まさに「動けば変わる。 」  そんなエネルギーやスピリットを与えてくれる映画でした。
http://www.uplink.co.jp/corporation/
現在渋谷アップリンクで上映中。4月22日界隈では長野、仙台などでも上映されるようです。

これは必見です! 草島大プッシュ映画です。
山形。鶴岡でも上映したいので、現在実行委員会有志を集めております。どうぞよろしく。