野の花カルタと食育
今日は、櫛引西小学校のある催しを取材しました。21年続いている伝統のカルタ大会。
読み札を読んで、子供達が取り合う絵札は花の写真。これは実はとてもむづかしいのだけれど、子供達はすごい早さでとっていました。僕が参加したらびりっけつかもしれません。
この日は「食育」を学ぶというもので、アルケッチアーノの奥田君の講演がありました。カルタの中に「野菜の花カルタ」があり、それに感動したという奥田君とのつながりができ講演にいたったのこと。
月山があり、庄内浜がある。その間に広がる大地に吹く風、気候、月山朝日連峰から流れる川、水。その川によってもたらされた土。
この風土によってしかできない、ここだけにしかない。本当の美味しさ、がある。
とここを訪れる多くのフードジャーナリストの人たちが感動していくのだと彼は語っていました。
彼はここの小学校の1クラスの子供達を、朝ごはんぬきで、登校してもらい、オーガニックのトマト栽培農家のところにつれていき、トマトにかぶりつく。という体験教室をおこなったそうで、そのトマトを食べた子供達の感激の様子を校長先生がお話になるというシーンもありました。
聞いていた櫛引町の農家の方々は、きっと誇らしげな思いを抱いたのではないでしょうか。
「食の都」を軸とした地域の掘り起こし運動は、今後のこの地域の大きな柱だとつくづく思いました。「農業と観光」というと平たいですが、匠の技ともいうべき篤農家の畑や田んぼを案内し、体験し、感動、感激を結び合わせる。
とてもおもしろい構想が次々と浮かんでくるようにも思えます。
なお、奥田君の活動は今週の日曜日の午後11時からYTSで放映される「情熱大陸」で特集されるとのこと。これは見逃せない番組です。