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【最新情報】12月議会「脱ネオニコ農業への転換を!」「駅前フーデバーにシェアキッチンを!」 他


わかちあい ともにつくる。
自然と共生する 持続可能な鶴岡市へ

草島進一 最新情報 更新2024.12.26


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大山、上池下池のシジュウカラガン、コハクチョウ、マガン、オオヒシクイ、オオワシ 2023-2024


12月議会 一般質問

どうぞご覧いただき、感想、ご意見など伺えれば幸いです。 
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090-4388-3872. どうぞお気軽にお電話もどうぞ。



草 島 進 一 議員質問

 

○2番 草島進一議員 一般質問を行います。

初めに、ネオニコチノイド農薬の害について

お伺いをいたします。

ネオニコチノイド農薬とは、1990年代初め、

有機リン系農薬の後に開発された7種類の農薬

であります。ネオニコチノイド農薬は、安全神

話のように、弱毒性で、虫は殺すが人には安全、

環境保全型農薬、散布回数を減らせる、少量で

効果が長時間持続、有機リン系より人に悪影響

が少ないと農薬メーカーから流布されてきまし

た。

しかし、現実は、残効性が高い浸透性殺虫剤

で、根から吸い取った薬剤が茎や葉、実まで浸

透し、洗っても落ちない。また、神経系に作用

することが知られ、ミツバチなどの花粉媒介者

への影響、水生昆虫への影響、人体への影響に

ついての論文が発表されています。

我が市でも、稲作では、黒斑点防止の夏のカ

メムシ防除のためジノテフランがラジコンヘリ

やドローンで大量に空中散布され、また育苗箱

用の殺虫剤としてイミダクロプリドやフィプロ

ニル、また野菜や花卉やブドウ果樹栽培でも、

我が国の基準に基づいてネオニコ農薬が大量に

使用されているというのが現状であります。

EU欧州委員会では、我が市でカメムシ防除

の空中散布などで大量に使用しているジノテフ

ランはそもそも登録を認めておらず、2018年に

3種、クロチアニジン・イミダクロプリド・チ

アメトキサムの屋外での全面使用禁止を可決。

チアクロプリドは承認取下げ、アセタミプリド

は規制強化になり、日本で使用されている7種

のうち6種は使用不能となっております。

それに対して、日本は7種のネオニコチド農

薬を登録認可のままで、さらに2015年以降、基

準を緩和しています。例えばクロチアニジンに

ついては、ホウレンソウで3ppmから40pp

mなどに変えています。アセタミプリドについ

ては、イチゴでEU基準0.5に対して日本では

3ppm、ブドウでは0.5に対して5ppmと

なっております。

負の影響が明らかなものは禁止。予防原則に

立ってネオニコ農薬を使用禁止にしている欧州

委員会に比べて日本の規制は緩過ぎて、国民に

不安が広がっております。このことは国会で何

度も指摘されています。

そこで、今何が起きているのか。まず、東大

の山室真澄先生が2019年11月に「サイエンス」

に発表した論文によれば、島根県宍道湖でネオ

ニコ系農薬を使い始めた1993年を境に、ワカサ

ギやウナギの漁獲が激減してしまった。要は、

ネオニコ殺虫剤によって、ユスリカをはじめ、

動物性プランクトン・エビなど餌となる節足動

物が激減したためにワカサギやウナギが激減し

たと結論されております。

また、石川県立大学、上田哲行教授の報告に

よれば、育苗箱のネオニコ系の殺虫剤の影響に

よってアキアカネ、これトンボですけれども、

2000年頃から急激に減少が始まり、2009年時点

では半数以上の県で1990年の1,000分の1以下

に減少していると報告されています。

ミツバチについては、2013年から国内でも大

量失踪の原因として論文が発表され、今も年間

50件被害は続いております。日本中で虫も魚も

鳥もいなくなっている。レイチェル・カーソン

の「沈黙の春」の再来との指摘もあります。

まず、こうした昆虫・魚類・鳥など生物への

悪影響について、市はどのようにこの問題を把

握されているかお伺いします。

次に、人への影響についても、2011年、木村- 2 -

―黒田教授の発表、神経系に作用するネオニコ

農薬は哺乳類の脳にも作用する。また、広汎性

発達障害、自閉症への影響について、農地単位

面積当たりの農薬使用量が突出して多いのが日

本と韓国であり、他の国と比較すると広汎性発

達障害や自閉症の有病率との相関関係が見られ

たという論文は、EFSA、欧州食品安全機関

に評価され、欧州委員会の規制につながってお

ります。

ドイツの研究では、ネオニコ農薬が明らかに

人の神経系に悪影響を及ぼすという論文があり

ます。また、全国のほとんどの乳幼児の尿、ま

た新生児の尿からもネオニコ農薬が検出されて

いるという報告もあります。

こうした発達障害児の増加とネオニコ農薬と

の影響について、当局の認識をお伺いします。

 

○農林水産部長 

ネオニコチノイド系

農薬の害についてお答え申し上げます。

初めに、昆虫・魚類など生物への悪影響につ

いてでございますが、この農薬につきましては、

1990年代に発売が始まり、カメムシやアブラム

シ等の効果が高く、広く害虫防除に利用されて

おりますが、EUにおいて主にミツバチへの影

響を危険視して規制が強化されていると承知を

しております。

ネオニコチノイド系農薬の農林水産省の見解

は、EUとはこの農薬の使用方法が異なること

や、使用禁止にするための科学的根拠が必ずし

も明確でないこと等から、現状、適正な範囲で

の使用を認めております。

市といたしましては、除草や病害虫防除は農

作業の労力軽減や収量・品質の確保の上で必要

なものであり、農薬取締法に基づき登録された

農薬については、科学的根拠に基づいて環境や

人体への安全性が確認されたもので、希釈倍率

や使用する回数を守り、飛散に注意するなど、

適正な使用であれば安全性に問題はないと認識

をしております。

次に、発達障害児の増加とネオニコチノイド

系農薬との影響についてでありますけれども、

この農薬の使用による人の健康への影響に対し、

議員御紹介のような不安の声があること、また

発達障害をはじめ、人体への影響について様々

な研究があることについても留意する必要があ

るものと考えております。以上でございます。

 

 草島進一議員

ありがとうございます。

このネオニコチノイド農薬、今の答弁しよう

がないと思いますけれども、このネオニコチノ

イド農薬の関係は、ちょうどあした、国際的に

活躍されている平 久美子医師の「ネオニコチ

ノイド 静かな化学物質汚染」という岩波ブッ

クレットが明日発刊されます。ぜひ最新情報を

踏まえて認識を新たにしていただきたい。これ

はお願いします。

次に、脱ネオニコ農業とトキと共生の里地づ

くりについてお伺いします。

私は、この11月にトキの繁殖・再生のために

ネオニコ農薬を全廃したとTBS「報道特集」

で報道されていた新潟県佐市を訪れ、佐渡市の

農政担当者、また佐渡JAの方に取組をお伺い

し、また田んぼで餌をついばみ、羽ばたく野生

のトキを感動しながら観察をしてまいりました。

また、この間、トキと共生する地域づくりに取

り組む宮城県登米市、秋田県にかほ市のシンポ

ジウムに参加してまいりました。

現在、佐渡でトキは放鳥されて16年。2003年

に絶滅した後、2008年、10羽の放鳥から、

2012年、初めて野生下で繁殖し、現在532羽、

佐渡で生息しております。今まで佐渡市以外、

本土でも34羽確認されていて、実はその中には

鶴岡市も入っております。2016年11月に佐渡か

ら飛来したトキが立ち寄ったという記録が報告

されておりました。

佐渡市では、トキの餌となるドジョウ・昆虫

・ミミズなどの生き物を育む農法を全域で展開。

生き物調査を年2回実施。農薬・化学肥料の削- 3 -

減、畦畔に除草剤を散布しない、こうした農法

を進めておりました。稲作の面積は5,300ヘク

タール、そのうち慣行栽培が12%、特別栽培

87%。特別栽培のうち、畦畔に除草剤を使わな

い、朱鷺と暮らす郷認証米が20%、そして有機

栽培は1%、60ヘクタールとなっておりました。

そして、この全体の農政の大きな特徴が、全

ての水稲でネオニコチノイド系7種の農薬を不

使用、農薬を使っていないということでありま

す。このネオニコ農薬不使用のきっかけは、環

境に優しいとうたわれている佐渡の米がネオニ

コを使っていていいのという農家の声だったと

のこと。3割の取引がある生協でもネオニコの

問題に反応していたということから、JAとし

て踏み切ったということでありました。

佐渡市では、JAとして2011年にネオニコ農

薬の除外を決定し、方針策定。2012年にラジコ

ンヘリの広域一斉防除薬剤からネオニコ剤から

代替農薬へ転換。2014年にJA佐渡としてネオ

ニコ成分の農薬の取扱い中止。2019年にはネオ

ニコ不使用をJA佐渡米の要件としています。

そして、2021年にはおけさ柿の防除からもネオ

ニコを外しています。ほかにも、ふゆみずたん

ぼ、魚道の設置、江ゴウの設置、ビオトープの

設置、有機栽培という取組が市、JA一体とな

って行われておりました。

佐渡市の特徴は、100%水稲作付で農薬を使

う99%の稲作でネオニコチノイド農薬からキラ

ップ・エクシードの2種に切り替えることで脱

ネオニコを実現していたということです。これ

を行うことで佐渡市ではトンボが実感として増

え、野性のトキのひなの誕生・繁殖につながっ

たと、実際にJAの方からお伺いしました。

今現在、私たちの社会では1日100種の生物

が絶滅していると言われています。それを

2030年には回復基調にするネイチャーポジティ

ブが世界のミッションになっています。佐渡市

のように、トキをシンボルとして農地周辺の生

き物たちを復活させ、里地・里山の自然全体を

再生することは大変有意義なことではないでし

ょうか。

鶴岡にはトキや市名にもなっている鶴はいた

のかということ。御紹介しますが、庄内藩の武

士であり、幕末から明治の博物学者である松森

胤保博士の「両羽博物図譜」にはトキもタンチ

ョウもマナヅルも登場しますので、江戸から明

治に実際にいたということになります。

鶴岡市としては、究極の目標は、鹿児島県出

水市、これも最近視察してきましたけれども、

出水市のように鶴が飛来する市かもしれません

が、当面はトキかと思います。そのためには、

今まで生き物を殺し続けてきた農業の仕組みを

転換して、トキの餌となる生き物を増やすこと

が重要であります。

そこで必要なのが農業の農法の転換だと考え

ますが、これを無農薬・無化学肥料のオーガニ

ック、有機栽培100%にすることは大目標とま

ず考えます。しかしながら、現在1万1,400ヘ

クタールの水稲面積のうち、水稲面積の60%が

慣行農業、40%が特別栽培、0.6%が有機とい

う構成の我が市の稲作として、99%の農薬を使

う稲作でネオニコ以外の農薬使用により脱ネオ

ニコ農薬を果たすことは有効かと考えます。佐

渡市のように、ネオニコ農薬からキラップ・エ

クシードなどの代替農薬に切り替え、脱ネオニ

コ農薬に転換する、この方策を鶴岡の2つのJ

Aと連携して取り組めないかお伺いをします。

○農林水産部長 岡部 穣 ネオニコチノイド系

農薬から他の農薬への転換につきましては、現

在、本市をフィールドといたしまして代替農薬

の研究が一部行われていると伺っております。

ネオニコチノイド系農薬は、現状の防除体系

では通常使用されている薬剤でございまして、

本市でも利用されておりますので、代替農薬へ

の転換については、国の動向や紹介のあった自

治体の事例をよく研究しながら、地元両JA等- 4 -

との協議を基に、生産者の営農に大きな影響を

及ぼすことがないよう慎重に検討していきたい

というふうに考えております。

○ 草島進一議員

研究が始まっているとい

うことを聞けて大変うれしいです。

実情は、このネオニコ7種だけではない。浸

透性殺虫剤も生態系を劣化させ、欧州委員会で

禁止になっている農薬もあると研究者の方から

御意見をいただいております。これ目標を殺虫

剤はEUで認可されている農薬で99%稲作に対

応すべきということに置き、こうした代替農薬

の実際の効果について、県農業試験場などと調

査研究をしながら、ぜひJAと共に進めていた

だきたいと思いますし、またこれ佐渡市と同様

の脱ネオニコ農業の取組は、コウノトリを育む

農法として取り組む兵庫県豊岡市でも取り組ま

れておりました。こうした農法をぜひ自治体連

携で、JAとも一緒に、これJAの皆さんとも

一体でやっていますから、ぜひ一緒になってこ

の地域のJAの皆さんとも協議をして取組を、

これ早急に取り組んでいただきたい。これ要望

いたします。

次に、有機農業について伺います。

鶴岡市の水稲面積全体が1万1,400ヘクター

ル。有機の水稲面積67ヘクタール、0.6%。今、

オーガニックビレッジ宣言で2027年までに68ヘ

クタールを目標にしておりますけれども、市は、

総合計画では令和10年、2028年目標で100ヘク

タールを掲げております。それでも全体の1%

以下なのです。せめて総合計画で掲げた10年目

標になるように、まず力を入れてほしいと考え

るものです。

そのためには、有機農法の技術の確立が必要

であります。実際に有機農業に取り組んでいる

生産者にヒアリングを重ね、そして県農業試験

場、山大との連携で農法の確立をして普及をす

るなど、行政でやれることを目いっぱいやりつ

つ、2つのJAと一緒に取り組んでいただきた

いと思いますが、いかがでしょうか。

また、佐渡市などでも取り組んでいる除草の

ための除草機カルチ、アイガモロボットの補助

などに力を入れるなども大変有効だと考えます

が、いかがでしょうか、質問いたします。

○農林水産部長 岡部 穣 県や山形大学、JA

と共同で有機農法等の研究を行うことにつきま

しては、有機を含めた農作物の栽培技術等の研

究に関しましては、農研機構などの国・山形県

の農業総合研究センターにおいて専門的知見に

より進められているところでございます。市と

いたしましては、こうした研究機関の研究成果

の普及に取り組んでまいりたいというのが重要

でございまして、山形大学やJAと連携を図り

ながら、様々な機会を捉えて生産者等へ情報提

供してまいりたいというふうに思います。

次に、有機農業拡大のための機械導入支援に

ついてでございますけれども、有機農業は除草

に係る労力軽減が課題となっておりますので、

機械導入の効果が大きく期待されているという

ことは承知をしております。

機械導入につきましては、国・県の支援を活

用するということを原則としておりますけれど

も、有機につきましては、慣行に比べて経営規

模の拡大が難しく、目標設定が難しいという面

もございますので、生産者の声を把握し、市の

支援の在り方についても検討してまいりたいと

いうふうに思います。

○2番 草島進一議員 また、鶴岡市独自の認証

基準としての除草剤を1成分のみ認める鶴岡Ⅰ

型、3成分か3回を認めるⅡ型は、現状36ヘク

タール、0.3%ですけれども、これは殺虫剤を

完全に使わない脱ネオニコの米作りとして再評

価することも重要だと考えます。この鶴岡Ⅰ型、

Ⅱ型も目標を持って力を入れて取り組んではど

うか、見解をお伺いします。

○農林水産部長 


本市の独自認証であります鶴岡Ⅰ型につきましては、ネオニコチノ

イド系農薬に限らず、農薬・化学肥料を使わな

い、または大幅に削減しているというのが特徴

でございます。現在、取組者は横ばいで推移し

ているという状況でございますので、改めて取

組面積などの目標設定の在り方、生産者の拡大、

消費者への効果的なPRを含め、検討していく

必要があるというふうに考えております。

○2番 草島進一議員 よろしくお願いします。

私は、この11月8日に開催された第2回全国

オーガニック給食フォーラムに参加をし、有機

農業に取り組む常陸大宮市の市長や常陸大宮J

A、茨城JAの皆さんの強い意思表明を受け止

めつつ交流をしてまいりました。総括質問で市

長はこのオーガニック給食協議会の参加は検討

するということでしたが、この大会パンフレッ

トの主催自治体の鈴木市長の言葉にはこうあり

ました。

近年、発達障害やアレルギー、アトピーを持

つ子供の数が増えており、その原因はどこにあ

るのか、様々な調査研究をしました。その中で、

オーガニック給食を取り入れることで病欠の子

供が減った、子供の症状が緩和されたという事

例を知りました。エビデンスは明らかになって

はいないにしても、食を改善することでよくな

った事例があるなら、やってみる価値があるだ

ろうとの思いから、オーガニック学校給食実現

に向けた活動が始まり、2年。常陸大宮市では、

2023年、オーガニックビレッジ宣言を行い、そ

の柱を給食のオーガニック化とし、公共調達で

ある学校給食という形で、JA常陸と生産者と

連携して取り組んでおります。現在、市内の小

・中学校のお米の約半分が有機米。野菜は、2

割有機農産物を使用。お米は、2027年に100%

有機を達成できる見込みだ。目指すのは安心・

安全な子育て環境の充実と持続可能な社会の実

現であり、有機農業が未来を担う子供たちが安

全・安心な食を当たり前に享受できる日本にし

たい。鈴木常陸大宮市長は、フォーラムの歓迎

の挨拶でも同様の発言をされておりました。

子供たちの給食を安全・安心な有機米や有機

農産物にすることから有機農業の普及を図る。

こうした給食の在り方について、これはぜひ市

長の見解をお伺いしたいと思いますが、いかが

でしょうか。

○市長 皆川 治

今、草島進一議員さんからお

話がありました、まず安全・安心な農産物とい

うことは、これ当然だというふうに思いますし、

その手法として有機農産物というようなことも、

本市としてもその重要性を認識しまして推進に

取り組んでいるところでございます。

また、御紹介がございました常陸大宮市さん

の取組ということも学校給食と農業振興という

観点から参考になる事例だというふうに考えて

おります。学校給食において地元の農産物の使

用を高めるということと、さらに安全・安心の

確保の観点から有機農産物の提供も増やしてい

きたいということでありますが、品目数ですと

か供給量の少なさということがございまして、

これについてはやはり生産現場の理解と広がり

と、消費者のニーズと、両面でのやはり課題の

解決が必要だというふうに認識をしております。

農業は、環境に働きかけてその産物を得る、

そういう産業でありますので、議員からお話が

度々出ております生物多様性を確保しながらと

いうことの重要性も認識をしておりますので、

ぜひ生産現場の皆様ともさらに話合いをしなが

ら、鶴岡の有機農産物の拡大に努力していきた

いというふうに思っております。

○2番 草島進一議員

この有機農業ですけれど

も、世界中でもう本当に物すごくその普及の拡

大が図られております。この日本でも農業革命

とも言えるみどりの食料システム戦略が掲げら

れておりまして、2050年までに25%、今0.3%

なのですけれども、これ25%に拡大するという

大目標を掲げています。これを市としてどうい

うふうに把握し、これどういうふうに落とし込- 6 -

んでいくのか。これから大きな課題だと思うの

です。2027年でも1%未満です。ここから

2050年までで25%までにこの市でどうやって拡

大していくのか。これ真剣に捉えて、考えて戦

略をしてください。なので、給食での公共調達

によってその出口を確保して、生産者をどんど

ん、どんどん増やしていく、こういうことをや

らない限り25%まで到底いきません。でも、世

界中でやっているのです。世界中でやっている

のですから、ぜひ可能性から考えて、これをぜ

ひ実現していただきたいと強く要望したいと思

います。

トキと共生する里地づくりというのは、これ

環境省メニューなのです。環境省メニューで、

今応募を何か中断しているらしいのですけれど

も、ぜひこれ、まず環境をきちっと整えつつ、

この環境省メニューであるトキと共生する里地

づくり、こういうメニューがあって、登米市で

すとか秋田県のにかほ市が参加して一生懸命や

っていますので、同じようにこの鶴岡市でもト

キをこの地域に取り戻すのだと。佐渡のトキが

飛ぶ風景、もう最高です。役所の近くでも飛ん

でいるのです。田んぼで普通に飛んでいる。

500羽超えていますから。飛んでいるのです。

ああいう風景を鶴岡でもぜひ取り戻そうではあ

りませんか。みんなで頑張って有機農業に取り

組んで、脱ネオニコをやって、ぜひ皆さん、こ

れは農政だけの問題ではない。教育現場でも給

食を通じてできることなのです。やれることな

ので、ぜひ皆さん、よろしくお願い申し上げま

す。

では、次の質問です。シェアキッチンについ

てお伺いします。

駅前のFOODEVERでは、ファリナモー

レも撤退をし、いよいよ寂しくなってきており

ます。

先日視察で、福岡県古賀市で町なかの古い音

楽教室をリノベして食の交流館るるるるという

のを建てておりまして、これを視察いたしまし

た。これは古賀市長が共創の拠点として位置づ

けている場ですけれども、その中でも、役所側

で保健所の許可を取り、営業許可を持つ料理人

が日替わり、週替わりで営むシェアキッチン、

これに魅了されました。鶴岡市でも民間事業者

が手がけた仲庭がありまして、大変可能性を感

じております。

そこで、元ファリナモーレのオープンキッチ

ンスペースや厨房施設を生かして、観光客も利

用する駅前の利便性も踏まえた新たなシェアキ

ッチンにすることを提案したいと思いますが、

いかがでしょうか、お伺いします。

建設部長 
ただいま議員から御提案ありましたFOODEVER、

旧ファリナモーレ区画のシェアキッチンとしての活用について

お答えいたします。

FOODEVERにつきましては、本市の食

文化と観光の情報発信拠点として位置づけ、観

光案内所を核としたインバウンド観光をはじめ

とする交流人口の拡大に向け、食文化と観光情

報の発信強化を図ることといたしております。

御提案いただいた空き区画となっております

旧ファリナモーレ区画につきましては、FOO

DEVER開設の事業目的として鶴岡の食を発

信していくという観点からも、既存の施設を生

かし、食を提供する区画として活用することが

望ましいと考えております。

しかしながら、区画面積が大きいことから、

現状の条件のままで募集を続けても新たな入居

希望者が現れるのは厳しい状況にあると認識し

ております。

そこで、利用を促進していくためには、区画

を分割して小さな面積で貸し出すことや、1日

単位の貸出しに対応した日額料金の設定など、

ハードルを下げて借りやすい条件設定にしてい

く必要があると考えているところでございます。

短期間のお試し出店や土日のみのスポ

ット出店- 7 -

などにも御利用いただけますよう、今年度中に

は新たな仕組みによる利用者募集の周知を開始

できるよう取り組んでまいります。

まずは、このように利用しやすい環境を整え

ることで議員御提案のシェアキッチンのように

活用することも可能となってまいります。食文

化と観光の情報発信拠点であるFOODEVE

Rを多くの皆様から御活用いただいてこそ鶴岡

駅前地区のにぎわいの創出につながるものと考

えておりますので、市といたしましても引き続

き施設の環境整備を図ってまいります。以上で

ございます。

草島進一議員
確認します。シェアキッチン、取り組むのですか、
取り組まないのですか。お伺いします。

建設部長  ただいま申しましたよう

に、この区画を今、旧ファリナモーレ区画、大

きい区画になっておりますので、それを小さい

区画にして、より使いやすい条件として貸出し

するシェアキッチンの活用にも使えるという区

画として貸出しするということで、今取り組ん

で整備環境を整えているところでございます。

草島進一議員 シェアキッチン、しっか

り実現してください。ありがとうございました。


9月議会 一般質問。



1)人工芝は、海洋マイクロプラスチックの汚染源と再認識した。市の認識と、鶴岡病院跡地の人工芝サッカー場での対応策は?

2)新しい給食センターのPFIの検討がおこなわれているようだが、全国でオーガニック給食の動きがあり、農業政策の理想を叶えるための給食として、総合政策としての給食といった取り組みが全国でみられる。給食発祥地、又、ユネスコ食文化創造都市の鶴岡の給食として、世界一の給食を目指す議論をおこなってほしいと思うがどうか?

3)三瀬矢引風力発電について、想定区域に1km圏内に582戸、1.5km圏内に1000戸の民家があるという問題が大きい事業だ。風車騒音による健康被害のシミュレーションで70人の不眠症リスクが試算される。8月8日の説明会での事業者見解には研究者からクレームあり、デタラメだ。
市民の健康被害の懸念があり、市に介入いただく必要がある。また、準備書には計画地にいる2つがいのクマタカに影響あると示唆されている。この計画は中止にすべきだ。市の見解を求める。

 


6月議会 総括質問、一般質問。

6月4日、総括質問



1)和食展でナイトミュージアム、最後まで動員ガンバれ!と、立命館大 食マネジメント学部との連携協定を提案!
2)観光政策 観光戦略の戦略アドバイザーの採用を!
3)下水道コンポストPFASチェック!
4)カテーテル室の共同利用は全国事例があるのに、やらないのは、地域支援病院の義務違反では?

荘内病院の質問のみ  市民の命に関わる重要な事なので切り取ってお伝えします。
協立病院にある「シネアンギオ」という血管などを投影する機械が今年8月末で更新できず、カテーテル室が実質上使えなくなります。
現在、重症糖尿病患者が100人ほど協立の診療を受けており、ブラッドアクセス狭窄時のバルーン手術などでカテーテル室を頻繁に使っていると伺っています。
心臓外科医は荘内病院にはおらず、協立病院にはいらっしゃいます。カテーテル室の共同利用が叶えば、その患者ら市民の命が救える。そんな思いで質問をいたしました。どうぞごらん下さい。

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この質問につき7月24日「質問の取り消し命令」を尾形昌彦議長から宣告されました。

7月、この私の発言の中で、取消命令を受けたのは、以下の文言です。

1)市民の命を救うはずの公立病院として、また地域医療支援病院として義務を果たさないということではないですか?

2)この地域医療の緊急事態に荘内病院は手を差し伸べないんですか?

3)公立病院の責務をはたすべきなんじゃないですか?

4)公立病院として責務を果たすべき市民病院が、

5)何リスクのことだけ言ってんですか?

6)市民病院としての責務を果たして下さい。

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1)の理由は「アンギオの共同利用について、公立病院の責務として明文化されたものはなく、根拠が不明瞭であり、荘内病院の社会的評価を低下させる発言である。無礼の言葉であり、相手の立ち場になって聞いたならば不快感を覚える発言である。

2)から6)までの理由は、事業管理者は、医師としての知見から「アンギオ」の共同利用を行う危険性、及び経営体制や医師の配置状況等を勘案して「アンギオ」の共同利用は適さないと判断した旨を答弁している。

その答弁を聞いた上で荘内病院の社会的評価を低下させる発言である。

無礼の言葉であり、相手の立ち場になって聞いたならば不快感を覚える発言である。

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調査をして確認した事実を元に私は質問をしたり提言をしたりしています。
又、6月議会中、この案件で議運が開かれてから、6月21日、私は、改めて事実確認をし、発言の論拠となる事実(福島県の星総合病院に確認したら共同利用の実態が合ったこと他)を議長や議運委員長らに「荘内病院だけの見解で事実確認するだけではなく、協立病院や他の病院の調査をして事実の確認をしていただきたいと文書を提出しています。更に本会議で議事進行とし、議長に問いかけをしていました。

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2024.6.21

鶴岡市議会

議長 尾形昌彦 様

議会運営委員長 秋葉 雄 様
 

【荘内病院の主張のみで結論づけた、発言取り消しの勧告は受け入れられない 】
 

鶴岡市議会議員 草島進一

6 月 19 日の議会運営委員会で、尾形議長は、私がおこなった総括質問での荘内 病院に関する質問中、荘内病院から、問題があると指摘があった部分について、発 言取り消しの勧告をおこなった。私は拒否したため、議長から議会運営委員会への 諮問となり、退席の上で議論がおこなわれた。

●「発言の取消し勧告」は受け入れられない。 質問の内容は、実際の現地調査と取材に基づいている。

1) 質問の論拠について

a) 3月議会の坂本議員の質問を聞いて、市民の命が守れるのか。という深刻な危 機感をもって、実際に協立病院のカテーテル室、シネアンギオなどを見て、関係者の 取材をおこなった。

「現在、協立病院には高齢重症の透析患者を約100名管理しています。ブラッドアク セスの狭窄・閉塞が頻繁にあり、心臓カテーテル室での血管内治療や血管手術を行 なっています。また、これから夏場になるわけですが、高齢者が容易に脱水、腎不 全、徐脈性ショック(高 K 血症から)になって救急搬送されて来ます。

これらは、やはり心臓カテーテル室においてペースメーカー挿入し、太い静脈にカテ ーテルを挿入して緊急透析とし救命します。協立病院から心臓カテーテル室がなくな ると多くの市民の生命が危機に晒されます。」

という話を実際に伺って、私は深刻に受け止めた。

2)共同利用の実態について。

厚生労働省ホームページ「地域医療支援病院」上で https://www.mhlw.go.jp/…/bunya/0000137801_00015.html 福島県星総合病院、静岡県立総合病院で、共同利用の範囲等 共同診療時利用設 備として「心臓カテーテル検査室」が記載され、久留米市内の 2 院で「アンギオ室」が 記載されていた。

又、カテーテル室とシネアンギオの関係を調べたところ、カテーテル室には、通常、血 管造影装置であるシネアンギオが標準装備されている。という情報を踏まえ、質問で 述べた。

2) 6月19日の議会運営委員会 協議について

●6 月 19 日の議運での協議事項について、6 月 19 日、協立病院の医師に確認をし た。

「血管狭窄はアンギオがなくても、レントゲン透視装置で対応できるし、夏場の脱水や 腎不全はアンギオと関係ないものである。徐脈性ショックへの対応については、心筋 に電気刺激を与えて心拍数を上げる一時ペーシングの処置であれば、同様にレント ゲン透視装置でも可能と考える」という、荘内病院 八木管理者の見解について、伺 ったところ、 「それは正しくない。血管狭窄の血管内治療や、徐脈性ショックへの一時ペーシング については、シネアンギオの使用が不可欠で、レントゲン透視装置では不可能であ る。」という見解を得た。

●又、議運に提出された病院側からの文書では「通常の心血管造影剤を要する患者 は、従前よりお伝え申し上げているように、当院にご紹介いただければ対応すること としている。」とあり、八木管理者は、「いつでもうちによこしてくださいということは、以 前から荘内病院の循環器トップが協立の先生にお話ししてる」と言及していたが、 昨年 11 月に荘内病院の事務長と医師が協立病院に来院した協議の中で、「ブラッド アクセス狭窄時の治療については、荘内病院ではおこなっていないので、他を探して ほしい」との申しいれがあったことを確認した。

●6月20日、福島県 星総合病院 地域医療連携課 渡部様 に電話で確認したと ころ、「デジタルのシネアンギオが装備されているカテーテル室に、患者を紹介いただ いた上で、患者を紹介した外部の医師に、星総合病院の医師とともに、一緒にカテー テル室にはいって治療をいただくということは、時々おこなっている」とのことだった。

要は、シネアンギオの共同利用をおこなっているとのことである。 議運での荘内病院側の「シネアンギオの共同利用はおこなっていない」とした見解は事実と反していた。

以上、荘内病院、八木管理者の見解は、協立病院をはじめ、他の医療関係者を調査 した事実と反している。

これらは議長、又、議会運営委員長の下で、協立病院、福島県 星総合病院、及び 他の循環器の医療を行っている病院などを、調査し、事実確認すべき問題である。

荘内病院、八木管理者の見解だけをもって結論づけた、発言取消しの勧告は受け入 れられない。

鶴岡市議会議員 草島進一

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6月21日、以上の文書を尾形昌彦 議長、秋葉 議運委員長に提出した後、以下、本会議で議事進行で議長に問いかけをしました。


 

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7月23日、議長から呼び出され、「削除命令」を受け取りました・しかし、改めて「荘内病院だけの調査だけでなく、協立病院や他の医療関係者に調査したのか」と尋ねると「していない」と尾形議長は応えました。「なぜやらないのか?」と尋ねると応えることすらしませんでした。

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私が、6月21日に本会議場でも荘内病院の見解に誤りがあり、事実確認を荘内病院側だけではなく、他医療機関にも行った上で事実確認をするようにと促しているにもかかわらず。事実確認は、荘内病院のみに、確認したのみというのは、あまりにも正当性が欠落している。

それに、私としては真剣に調査をして事実を確かめながらおこなった質問を、不十分な事実確認の元で「事実ではない」などと言われる事は論外であるし、事実確認をしつつ、見えてきた意見を発言することすら、不穏当だといわれたら、単なる言論封じではないかと思料するしかない。

改めて、この私の発言の中で、取消命令を受けたのは、以下の文言です。

1)市民の命を救うはずの公立病院として、また地域医療支援病院として義務を果たさないということではないですか?

2)この地域医療の緊急事態に荘内病院は手を差し伸べないんですか?

3)公立病院の責務をはたすべきなんじゃないですか?

4)公立病院として責務を果たすべき市民病院が、

5)何リスクのことだけ言ってんですか?

6)市民病院としての責務を果たして下さい。

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1)の理由は「アンギオの共同利用について、公立病院の責務として明文化されたものはなく、根拠が不明瞭であり、荘内病院の社会的評価を低下させる発言である。無礼の言葉であり、相手の立ち場になって聞いたならば不快感を覚える発言である。

2)から6)までの理由は、事業管理者は、医師としての知見から「アンギオ」の共同利用を行う危険性、及び経営体制や医師の配置状況等を勘案して「アンギオ」の共同利用は適さないと判断した旨を答弁している。

その答弁を聞いた上で荘内病院の社会的評価を低下させる発言である。

無礼の言葉であり、相手の立ち場になって聞いたならば不快感を覚える発言である。

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1)については、福島県 星総合病院  他に共同利用の事実を厚労省の文書上で確認し、改めて現場に確認して共同利用の事実が確認できている。

「市民の命を救うはずの公立病院として、また地域医療支援病院として義務を果たさないということではないですか?」

は、実際に共同利用をしている地域医療支援病院の事実を確認の上で、そうでない病院との比較論として義務を果たしていないと感じたからそう発言したものだ。

「アンギオの共同利用について、公立病院の責務として明文化されたものはなく、根拠が不明瞭」としているが、共同利用している実態、事実を確認できたことが根拠となっている。

それがおかしいのだろうか。全く納得できない。不当性を感じるのは私だけだろうか。

私は、1)から6)まで、病院側の見解しか聞いておらず、私が指摘し、確認すべきとした協立病院側の見解を、議長も議運委員長も議運の議員諸氏もほぼ聞かず、一方的な見解のみで事実判断をしていること。が問題だと感じている。

 また、議会本会議の議員の発言の取り消しというのは、それ相応の明確な論拠と理由がなければできないものだ。全く理由がわからない。

 

議会での発言が、あまりにも軽んじられていないか、と私は考えてしまう。

この発言取消命令は不当でしかない

尾形昌彦 議長の「不当な取り消し命令に抗議する。」


7月24日、以下、尾形昌彦議長に申しいれと公開質問状 提出。


令和6年7月24日

鶴岡市議会議長 尾形昌彦 殿

 

申しいれと公開質問


不当な事実確認による発言の取り消し命令は不当である。

言論の府である議会への冒涜行為である
 

鶴岡市議会議員 草島進一

 

貴殿は、昨日7月23日に以下6月議会の総括質問中の発言について、取り消しを命令した。(別紙1)

1)市民の命を救うはずの公立病院として、また地域医療支援病院として義務を果たさないということではないですか?

2)この地域医療の緊急事態に荘内病院は手を差し伸べないんですか?

3)公立病院の責務をはたすべきなんじゃないですか?

4)公立病院として責務を果たすべき市民病院が、

5)何リスクのことだけ言ってんですか?

6)市民病院としての責務を果たして下さい。

上記の理由として、
1)の理由は「アンギオの共同利用について、公立病院の責務として明文化されたものはなく、根拠が不明瞭であり、荘内病院の社会的評価を低下させる発言である。無礼の言葉であり、相手の立ち場になって聞いたならば不快感を覚える発言である。

2)から6)までの理由は、事業管理者は、医師としての知見から「アンギオ」の共同利用を行う危険性、及び経営体制や医師の配置状況等を勘案して「アンギオ」の共同利用は適さないと判断した旨を答弁している。その答弁を聞いた上で荘内病院の社会的評価を低下させる発言である。

無礼の言葉であり、相手の立ち場になって聞いたならば不快感を覚える発言である。


●質問の背景

私は、協立病院にある「シネアンギオ」という血管などを投影する機械が今年8月末で更新できず、カテーテル室が実質上使えなくなる。現在、重症糖尿病患者が100人ほど協立の診療を受けており、ブラッドアクセス狭窄時のバルーン手術などでカテーテル室を頻繁に使っていると伺っていた。心臓外科医は荘内病院にはおらず、協立病院には現存しバルーン手術を頻繁におこなっている。カテーテル室の共同利用が叶えば、その患者ら市民の命が救える。そんな思いで質問をしたものである。

 

●経緯
6月議会中、この案件で議運が開かれて(資料2病院の見解)から、6月21日、私は、改めて事実確認をし、発言の論拠となる事実(福島県の星総合病院に確認したら共同利用の実態があった事他)を議長や議運委員長らに「荘内病院だけの見解で事実確認するだけではなく、協立病院や他の病院の調査をして事実の確認をしていただきたい」と文書を提出している。(別紙3)更に本会議で議事進行とし、「取り消しの根拠について、八木管理者の議運での意見陳述にこそ事実と異なる点がある事、星総合病院では実際に共同利用の実態があった事などを開陳し、議長に問いかけをした。
 

7月23日、貴殿より命令をうけた際の質疑の中で私はこの理由の根拠について尋ねた。

改めて「荘内病院だけの調査だけでなく、協立病院や他の医療関係者に調査したのか?」 と尋ねると貴殿は「していない」と貴殿は応えました。「なぜやらないのか?」と尋ねると貴殿は応えることすらしなかった。

私が、6月21日に本会議場でも荘内病院の見解に誤りがあり、事実確認を荘内病院側だけではなく、他医療機関にも行った上で事実確認をするようにと促しているにもかかわらず、事実確認は、荘内病院のみに、確認したのみというのは、あまりにも不当な調査である。

それに、私としては真剣に調査をして事実を確かめながらおこなった質問を、偏りがある不当な事実確認を論拠に「事実ではない」などとの指摘は論外であるし、事実確認の上で見解を発言することすら、理由なく不穏当だとされることは、単なる言論封じとしか捉えられない。こうした議事裁きこそ、言論の府である議会への冒涜行為として戒められなければならない行為と考える。

1)については、福島県 星総合病院  他に共同利用の事実を厚労省の文書上で確認し、改めて現場に確認して共同利用の事実が確認できている。

「市民の命を救うはずの公立病院として、また地域医療支援病院として義務を果たさないということではないですか?」

は、実際に共同利用をしている地域医療支援病院の事実を確認の上で、そうでない病院との比較論として、義務を果たしていないと感じたから。そう発言したものだ。

「アンギオの共同利用について、公立病院の責務として明文化されたものはなく、根拠が不明瞭」としているが、共同利用している実態、事実を確認できたことが質問の根拠となっている。

それをおかしいとして、なぜ、発言の取り消しとして議事録から文言が削除されるのか?甚だ理解できない。

又、1)から6)まで、議長は、病院側の見解しか聞いておらず、私が指摘し、確認すべきとした協立病院側の見解を全く聞いていない。これは事実認定そのものが不十分極まりなく、不当なものである。それを基に「事実と反する」などとして、質問の削除、取り消しを求めるのは論外で不当である。

 又、言論の府としての議会本会議の議員の発言は、議員各位の責任の下でおこなうものである。私も発言の責務を負うものとして事実や根拠の確認を丹念に調査の上、社会的正義や、持続可能な社会への希求と、信念をもって発言を心がけている。したがって、取り消しというのは、それ相応の明確な論拠と理由がなければできないものと感じる。

 

今般の、偏った不当な事実確認と調査不十分を論拠とした、尾形昌彦議長の発言の取り消し命令は、不当そのものである。言論の府である議会の冒涜行為として訴え、申しいれする。

 

又、一点、公開質問として確認するが、なぜ、私の発言の事実確認として、荘内病院の見解のみの意見聴取のみで協立病院や、他医療機関への意見聴取をおこなわなかったのか。

質問する。 可及的速やかにお答えいただきたい。以上。


 

6月7日、一般質問


1)公益大に食文化学部を!
2)図書館の構想づくりに、デジタルとリアルで徹底対話、合意形成のモデルを!
3)三瀬八森山はクマタカ・バードストライク風車一本は停止を!矢引風車は騒音がヤバイので計画中止を!

 

 

草の根通信R5年度号 クリックすると拡大します。


表議会報告2024裏


 


「草の根通信2023年度号」 1-4 2-3 →PDF リンクからダウンロードできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


鶴岡旧市内にはコミュニティ新聞に折り込みましたが、その他の地区は某新聞に折り込む予定が、折り込み拒否につき、現在、議会報告を手持ちで日々、配布中です。皆様の地域にも参上しますのでその際はぜひお声がけくださーい。

4月19日、議会報告会を駅前 産業振興センター研修室でおこないました。ゲスト 川田龍平参議院議員



3月議会でこんな質問をしました。

3月議会 一般質問 


1)災害時の避難所の環境改善
2)観光 顧客管理について
3)浮体式洋上風力発電について

質疑内容全文 メモより 書き起こし



2024元旦に

 2024 元旦。おだやかでいいなと思いきや、能登半島地震。いきなり災害支援モードに入り、市の災害対策本部会議へ。津波警報により最大で2400名の方々の避難対応。夜を越す可能性があるということで、段ボールベッドの活用を強く提案。1日の夜、由良小学校で職員の皆さんと一緒に段ボールベッドを組み立て、避難所内多くの方に地べたからベッドに替えてお休みいただきました。はじめは、半信半疑だった方々が実際に寝てみて違いに気づき喜んで下さいました。次の日、自治会長さんからお礼の電話が幹部職員に入ったとのことで良かったーと思った次第です。阪神淡路大震災の支援活動以来の災害地で経験を積んできた、私のミッションの一つが雑魚寝で地べたに寝るという日本の「避難所の風景を変える」ということであり、それを職員の皆さんとのご協力の下で年頭から実現できたことは大きな喜びでありました。鶴岡市では1260基の段ボールベッドを備蓄しており(同規模自治体では希有)それも相まってできたことであり、歴代鶴岡市の防災関係者の尽力に感謝した次第です。

 2023年も数多くの事を学ぶことができた1年でした。2023年元旦は西目土砂災害の対応からはじまり、ラムサール湿地、大山上池 ・下池 に1.5kmと近接して風車建設構想がもちあがり、有志で反対運動を展開。私は1月3日からは毎日、ガン類の飛び立ち調査をおこなっておりました。1万筆の署名を市や事業者に渡し、撤回を市長とともに求め、結果として撤退をさせることができました。私は、自然の回復 ネイチャーポジティブをファクトだけを主張する、30分にわたる討論をおこないました。

脱原発、再エネ推進は私の政策の柱であり、地域が主導権をにぎるコミュニティパワー形の風車やソーラーパネル普及。又、地域新電力(ドイツのシュタットベルケ)について提案をしたりしてきました。今般の加茂に計画された風車については、1)野鳥のサンクチュアリであるラムサール条約湿地に1.5kmと近すぎる事。2)6MW×8基の計画では、加茂住民へのへの睡眠障害 特に不眠症が39人発生する可能性があるというシミュレーションもでており、そうしたデータを元に運動を展開しました。10月16日、JREは撤回をしました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

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 コレは2023年10月に遠藤議員と視察した五島市の浮体式洋上風力発電施設です。私達は現地視察とともに、長崎大 海洋未来イノベーション機構の先生方を取材。大変有意義なご示唆をいただきました。実は、日本で展開できる洋上風力発電は、98%が浮体式の風力発電です。なぜなら、日本海も太平洋も離岸距離が5kmぐらいで、海底の深さが50m以上になる「ドン深」だからです。
 で、今、進めようとしている着床形で10MW級以上の洋上風発を2km〜5kmに建設する、北海道、秋田、山形、新潟、福井などの計画は、風車先進国ではありえない、非常識な計画です。

 このままでは、ガンカモ類の国際的な渡りルートに完全にぶちあたり、、ラムサール条約湿地などを結んで飛ぶ渡り鳥に影響を与えかねません。

又、風車騒音と健康被害の問題でも、遊佐で250名の不眠症のリスク、秋田では1000名の不眠症リスクがシミュレーションで算出されています。

欧米では、10MW級の最近の風発は離岸距離22.2km以上で建設しているのが通例です。昔、例えばデンマークコペンハーゲン沖の洋上風車は、離岸距離2kmですが、それは2MW級風車でした。今の高さ300メートルぐらいの風車に比べれば100mぐらいと、小型だったのです。

私は、庄内沖には、22.2km以上離した沖に浮体式の風力発電を進めるべきと2023年3月議会などで提言をし、その主張を強めています。

そのためには、欧米と同様に、海洋空間計画(marine spatial plannning)、いわば海上のゾーニングを国責任できちんと国が決定することです。もちろん、その決定には、鳥類、魚類、海洋哺乳類の研究者、他、NGO、漁業関係者、軍事、船舶など、関係するステークホルダーが全て参画し、オープンに議論できる場が必須です。

これを早急に進めないと、地域産業のグリーンニューディールのチャンスを逃がすことになる。浮体式風力発電は、日本の造船技術を活かすことができ、又、浮体式の躯体の半分はコンクリートでできるので、五島市では地元のコンクリート業者の仕事になっていました。浮体式風力発電の開発では、台湾は15年、韓国も20年先をもう進んでいる。日本も早急にこれをやらないと手おくれになる。これは長崎大の先生から強くお教え頂いた事です。

再エネで脱炭素を果たすとともに地域産業の経済を動かす。これは当面私のミッションであり、浮体式洋上風力の可能性については改めて、県、国、市にはたらきかけていきます。

そして、もうひとつ、持続可能な社会にするには、できるだけ行政情報を透明にし、市民とわかちあい、ともにつくる。ということが必要です。

12月議会では総合計画をいかに市民とわかちあい、自分ごとにしていたくか。と言うテーマで議論しました。さらに、市民全員参加の食文化観光についても提言をさせていただきました。

又、私は12月一般質問で、駅前施設として大きな課題であるFOODEVERを、市民と共創の場として「食文化のリビングラボ」にしましょう。と提言をしました。

年末には富山市のスケッチラボを取材し、情報を行政に提供しているところです。
2023.12総括質問

2023.12一般質問

 

今年、念頭に掲げるのは、

わかちあい、ともにつくる。自然と共生する 持続可能な鶴岡市へ。

です。

この「持続可能な社会」には、明確な定義があります。

持続可能な社会の4システム条件  (環境NGOナチュラルステップ)

1)地殻から掘り出した物質の濃度が増え続けない
2)人間が創り出した物質の濃度が増え続けない
3)自然が物理的に劣化しない(生物多様性の尊重)
4)人々が満たそうとする基本的なニーズを妨げてはならない。
*基本的なニーズ:「生計」、「保護」、「愛情」、「理解」、「参加」、「怠惰」、「創造」、「アイデンティティ」、「自由」の9つ。


 

 

年末年始、街頭演説をおこないました。ここに掲載します。ぜひご覧下さい。


1月2日、新春街頭演説


1月3日 新春街頭演説 (すいません。カメラの向きが本人を捉えておらず、絵は1月2日のを使っています。)


12月31日 年末街頭演説


12月30日 年末街頭演説 ななんと! じっと演説を聴いて下さった18歳のみなさんから声援拍手をいただきました。


なお、年末年始 松例祭 映像取材しました。


2023年、参加した、世界の緑の党の政治家が集う「Global Green Congress Korea 」でInterviewしてきた映像