安藤忠雄さんの講演会 藤沢周平記念館
朝、つじ立ちからスタート。
合併から1年。討論でも述べたが、納得いかない点数点。また、行政改革というか情報公開のあり方がどうもやはりおかしい!と諸々述べる。
午後、建築家安藤忠雄さんの講演会があり酒田へ。
安藤忠雄さんの建築については、札幌市の渡辺淳一文学館、兵庫県立美術館、尾道美術館など、それらが所在する場所を訪れた時には、立ち寄ることが一つの楽しみになっている。
講演の前に購入した「連戦連敗」にも述べられているが、空間や時代や既成概念への「戦う姿勢」というものを、その建築物を訪れるときにひしひしと感じるところが僕は気にいっている。
ただし、館によっては使い勝手がいまひとつという声も聞いた。それと費用か。
今回、改めて話を聞き、新しい概念に挑んでいくスピリットというものを再び感じた。TTCK周辺にもいらしたようだし、藤沢周平記念館についても一言S日報に述べられていた。
合併後の議会の当初にはモニュメントの件、そして先日も新設された公衆トイレの事を話題にしたけれど、歴史を刻む鶴岡公園周辺の環境、景観整備は、確かに難しいところもあると思う。であればあるほど、プロセスを大事にしなくてはいけないと思うのだ。
多くの住民が情報を共有して議論する。パブリックコメントも求める。公開型のコンペやプロポーザルなどを通じて、建築設計を志す方々が一つの公共事業で育まれる仕組みをつくるべきなのではないか。 密室で会議がおこなわれ、議事録もとってないから、議事録の公開もできない などという事では、公共施策の体をなしていない。
そろそろ、「納得の公共建築物」をつくるプロセスを学ぶべきなのではないだろうか。
藤沢周平記念館について、安藤さんだったらどんな絵を描くだろう?
という思いを抱くのはきっと僕だけではないでしょう。
しかしながら、財政難の中での予算と雪国ゆえの熱効率、また地元木材活用の件、歴史的建造物の保全、この土地特有の気風などなど、僕らも一棟の公共建造物に向けて反映しなくてはいけない事が山ほどある。
僕自身は、未だ、本当に公園のどまんなかでいいのか という思いもある。
ただ、ど真ん中に作るとしたら、藤沢さんのスピリットを、また鶴岡の志を表すにふさわしい建造物にしなくてはいけないのだろう。とも思う。
みなさん、どう思います?