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委員会 意見書提出


最上小国川問題

流域委員会が県知事に意見書を提出しました。

新聞記事は以下。

朝日新聞 11月3日

知事 「早い時期に判断」
最上小国川ダム建設
最上小国川ダム建設問題で、先月、穴開きダムがだとうと結論づけた最上川水系流域委員会の高野公男委員長(東北芸工大教授)が2日、斉藤弘知事に意見書を手渡した。知事は「意見書をベースに早い時期に判断したい」と話した。意見書では、ダム建設を前提に、河川の維持管理体制の充実を図ることを求めた。その上で、アユなどの生息環境に十分配慮する技術検討を重ねるよう注文した。斉藤知事は「予算措置など、国との関係も考慮して決めたい」と答えた。
 アユ保護を訴え、地元漁協が反対していることに対しては、「県民全体のり駅を考えているが、公共の利益は常に相半する。自然災害で影響がでないよう治水対策が必要になるだろう」と答えた。

読売新聞 11月3日

穴あきダムの建設支持
有識者会議 知事に意見書

県が最上町の最上小国川で建設を計画している「最上小国川ダム」について、有識者会議「最上川水系流域委員会」の高野公男委員長(東北芸工大教授)は2日、「穴あきダムを建設するのが妥当」とした地元の小委員会の結論を支持する意見書を、斉藤知事に提出した。
意見書では、アユの生息環境に配慮することや、穴開きダム計画の妥当性を周辺住民に十分説明することなどを要望。県は今月中に穴開きダム建設を明記した整備計画を策定し、早ければ2007年度から地質調査などに取り組む。
 斉藤知事は「反対意見もあるが、赤倉温泉も保護しないといけない。意見書をベースにできるだけ早く判断したい」と述べた。


↑この流域小委員会、委員会は委員の構成、会議の内容両面ともに不当としかいいようのない委員会だった。

穴あきダムありきで議論が進み、議事録には名前も載っていないし、決をとるわけでもなくなんとなく、ぼんやりと、穴あきダムしか道はないなどと言っている。全くの無責任な会議だった。

最上川水系流域委員会 はたった2回の議論で結論を出している。この結論を出したとき、肝心の河川工学の風間聡 東北大学教授 河川工学は欠席するという無責任さであった。

先日、公演なさった今本博健 京都大学名誉教授は「最上小国川の流域委員会は、わずか半年足らずの短期間で、しかも実質数回の審議でもって、ダム計画を容認しており、まさに「河川法改正の趣旨を反映しなかった」との批判に甘んじざるを得ないであろう」と言及された。