三川町長選
朝から山形出張
鶴岡市との合併協議をめぐる前町長辞職に伴う三川町の出直し町長選は5日、投開票を行い、町単独の行政運営を唱える前町長の阿部誠氏(54)=押切新田=が、合併推進を主張する元町助役の五十嵐司氏(70)=押切新田=に1200票余の大差を付けて再選を果たした。
阿部氏の当選により三川町は当面、鶴岡市とは合併せず、単独での町づくりを目指す。一方、公選法の規定により、阿部氏の任期は残任期間の2007年2月9日までで、約3カ月後に再び町長選が行われる
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選挙戦。1200票の大差。阿部町長の、複雑だが、しかし町民の意志を問う決断をし、再選をされた志。三川町民の決断を受け止めたい。
合併後の鶴岡。特例債第一号がバイオ研究所への再投資だったり、支所となった旧町村の役場がどうも意気消沈しているように感じると指摘されたり、合併するしないにかかわらず、やらなければならない行革の姿勢やいまどきの情報公開を機軸とする「協働」の姿勢がないなどということは、議会で述べてきたとおりだ。 この際だから、合併しない町を選択した三川は、三川として、めいっぱいのチャレンジをしてもらいたい。
いずれにしても、官僚然とし、民の声に耳を傾けないような政治を正す。無駄な公共事業をやめ、増税なき財政改革をしっかり進める。自分の地域ならではの資源を見直し、育む。
この方向に違いはない。