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アールビュレットの芸術家たち


news23の特集で、アールビュレット芸術の特集がおこなわれており興味深く見た。
自閉症だったりダウンだったり、障害を持っている人たちが織りなす芸術作品。

 以前、神戸の長田のギャラリーではたさんたちの取り組んでいるそうした作品展を見たことがあった。既成概念にとらわれない、名声を求めない。社会に対しての反骨、反体制、自由な自己表現。見ている内になんだか気持ちがいい。なんだが引き寄せられる。
そんな作品に僕も惹かれた覚えがある。

 とんでも帽子おじさんがピックアップされていたが、突拍子もない帽子をかぶったおじさんが町に繰り出す時、パアーっと場の空気が変わる。「驚きと笑顔」ばかばかしくもあり、でも縁日の露天商が心からの拍手を送っていた。これはいい。
 権威主義ではない、名声も求めない。どこまでも透明なのか、どこまでもグロなのか。なんだか何かにとりつかれたように筆を動かし続ける無名の芸術家達はなにか、宇宙の力をチャネリングしているようにも思える。
 キューレターを悩ませ続けるアールビュレットの美しさこそ、本当の美しさなのかもしれない。
 こんな芸術。鶴岡でも作品展やワークショップしたいな。