赤川 生き物救出作戦
10時集合で赤川、鶴羽橋下の堰堤ブロック改修現場へ。
工事にともなって死滅するおそれがある魚類や昆虫を安全な場所へ移す作業のボランティアである。
ドブナガをはいて大きな網を持ち、それにはいるようにして足でごろごろと砂利や石を転がす。網をあげると、カジカ、ヤツメウナギ、ハヤ、などが4,5匹、かかっている。全部で20名ぐらいだったろうか。大物狙いの人は大型のナマズやウナギをごろごろと網にいれ、アカザという貴重な魚もとらえられた。食べ頃サイズのカジカがたくさんいた。川沿いの土を手で掻いているとぼろぼろと小型のヤツメウナギがでてきた。全部まとめて上流の安全なとことへ放流。
赤川に、こんなに多様な魚類がいて、生態系が営まれているということ。現場で改めて知った。実に有意義な2時間だった。
赤川の再生事業の一環としての魚道づくりということだそうだが、工事関係者、魚類研究者などが一緒になってこうした事をおこなう意義はあると思う。
しかし、本当にこの再生事業が「自然再生」という名にふさわしい事業なのか、
更にチェックをしていきたい。