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マリカ運営の三セク解散。


マリカの三セク解散のニュース。
転載。
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朝日新聞より
駅前商業施設「マリカ東館」運営
経営難 市負担は15億円余

JR鶴岡駅前の商業施設「マリカ東館」を運営する第三セクター「鶴岡再開発ビル」(小林勝治社長)は27日、債務超過で経営継続が困難だとして、会社を解散すると発表した。負債額は16億6500万円。うち15億1500万円は鶴岡市の負担になる見込み。7月末までにテナント20店を撤退させ、閉店する。

 鶴岡再開発ビルは、鶴岡市が66%を出資する第三セクター。87年に飲食店などのテナントが入ったマリカ東館を開業し、隣接するジャスコ鶴岡店とともに駅前の商業機能を担ってきた。

 しかし、01年に三川町にイオン三川ショッピングセンターが出店するなど、郊外への大規模店進出が相次いで中心市街地が空洞化。経営悪化が進んだ。05年にはジャスコ鶴岡店が撤退し、追い打ちをかけた。

 マリカ東館は「オープン当初から赤字経営だった」(小林社長)といい、鶴岡市が年間8億円の無利子融資などで経営を支えてきた。しかし、05年度決算で債務超過が5億5800万円となり、市は融資を続けても返済不能と判断。支援を打ち切ることにした。26日に発表された07年度予算案に支援策を盛り込まなかった。

 今後、マリカ東館の土地や建物など同社の資産9億9千万円を処分して、借金返済に充てる考え。しかし、買い手がつく見通しはなく、市が買い取って、行政関連の施設として有効利用を検討する。

 富塚陽一・鶴岡市長は「市が担わざるを得ない金額は多額になると思う。市が出資する第三セクターが解散するのは残念だが、ジャスコの撤退という状況から見て、大きな区切りの時が来ていた」とコメントを発表した。
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鶴岡・商業ビル マリカ東館 7月末営業終了 運営3セク清算へ

写真:写真説明
商業ビルとしての営業を7月末で終える「マリカ東館」
 鶴岡市のJR鶴岡駅前商業ビル「マリカ東館」を管理・運営する第3セクター「鶴岡再開発ビル」は27日、経営不振のため会社を清算する方針を明らかにした。3月中にも鶴岡簡裁に民事調停を申請する。負債総額は16億6500万円。マリカ東館は7月末で商業ビルとしての営業を終了し、テナントとして入る小売店など20軒は同月いっぱいで退去する。市は、無利子貸付金や金融機関借入金への損失補償などで最大約15億円の損失を被る可能性がある。

 鶴岡再開発ビルは、市などが出資して1986年に設立された。駅前再開発事業で市が整備したマリカ東館(87年9月オープン)の保留床(7950平方メートル)のうち43・97%を取得し、店舗に貸し付けてテナント収入で経営してきた。

 しかし、設立当初から赤字経営が続き、近年は郊外型大型店の出店で経営環境が悪化。一度も黒字になることなく、2005年度決算では5億5800万円の債務超過に陥っていた。県内35市町村が25%以上出資する3セクなど109法人のうち、同社が最大の債務超過になっていた。

 こうした状況を受け、市は、同社が土地所有者(市と1法人6個人)と結んでいた20年の管理運営契約が今年9月に終了することなども踏まえ、同社の清算を決めた。

 清算に伴い、保留床など同ビルの資産(簿価9億9000万円)は市が買い取る見込み。マリカ東館に入居するテナントの退去後は、市が新たな利用方法を検討する。

 記者会見した同社の小林勝治社長は「大型店の出店などで駅前の魅力が薄れ、経営継続が困難になった。透明性のある債務の処理をしたい」と述べた。また、同市の富塚陽一市長は「駅前としての役割を果たす場となるよう、十分に検討して新たな出発をしたい」とのコメントを出した。
(2007年2月28日 読売新聞)
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→マリカ運営の破綻。市は15億の負債を抱える見込み。
これは、約1800億弱あると想定される市の借金に積まれることになる。

これまでも赤字続きでジャスコ撤退後はますます客足が伸びずじまい。ネットコミセン利用時など、僕も注意してみていたのだけれど、その実感はあった。そして今回の解散である。この駅前再開発事業なのだが、時代のニーズに沿えなくなったといったらそれまでかもしれないが、当初の投資、見通し、あるいは運営のあり方は果たして妥当といえたのだろうか。改めて検証が必要かもしれない。

駅前の問題は、ジャスコ撤退後の広場の問題、そして、
そして買い取った後の駅前のビルを何に使うかが問われる。
JRからの玄関として、いつまでも放置していくわけにはいかない。
早々に「活用策検討会議」を立ち上げてアイデアを出し合わなくてはならない。

今回の議会ではこの問題、産業建設委員会でみっちりと議論したいと思う。