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3月一般質問の全容。1)研究所と2)財政について



お待たせ致しました。
先週金曜日におこないました。草島進一の一般質問全容です。
できるだけ正確に言葉をひろっていますが、あくまでメモであります。
(文責 草島進一)
なお、正式な議事録は2ヶ月後にでます。
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▽草島進一

1)先端生命科学研究所について
今年度も市の単独予算で3億1千5百万円計上されています。
「土地と建物だけでなく、研究費も、研究所の先生方の人件費まで、何十億も、いづまでも、なんで市民の税金から、払わなねまねな?」
多くの市民の方からこの多額の公共投資に疑問の声があがっています。

市長は、都市戦略だから支援措置をするのだと説明しましたが、この市税投入の成果目標は、産業集積ということであると思います。今回はまずこれまでのその実質的な成果として産業集積の現状を示して頂きたい。特にここから生まれたベンチャー企業。ヒューマンメタボロームテクノロジー社の収益経営実態を明らかに示してください。また税収としていくら鶴岡市に還元されたのか。まずお尋ねします。

また 実質的な成果指標として企業誘致や雇用の見通し、また、これまで投入された市と県あわせて80億円、特に市民の税金25億円は、いつ、どのように還元されるのか、お尋ねします。



2)財政の見通しについて

▽市の財政の見通しですが、19年度見込み実質公債費比率18.2%と発表されています。
 この指標の意味合いはこれからは、一般会計だけでなく、総体で負債をチェックしていかなければならないということだと思います。質問ですがまず、市が抱える借金総額はいくらでしょうか。大体私が見積もると1800億円ぐらいにのぼると試算しましたが、まずは正確な数字をお応えください。

次に基金残高についてですが、グラフをご覧ください。18年度予算見込みで約21億円の財源不足で繰り入れ、また、今般の19年度予算で、約19億円の財源不足で基金をとりくずして繰り入れる見込みであります。

そのため、基金残高は、平成16年には約65億円あったものが17年には49億円。18年度は積立金と今回補正した余剰金をたしても33億4千万円。
19年度見込みだと基金は15億円。18年度から19年度まで歳出削減は2億円ほどしかありませんでした。そうした推移で予測すれば、平成20年度で2億の赤字。21年で17億円の赤字となります。つまり実質的に赤字転落する予想もでき、私はとても不安であります。今後5年間、赤字決算にならないのか、せめて、今後5年間の財政見通しを示して頂きたい。


▼総務部長

 先端研究所の関係ですが、何十年もといわれましたけれども、私どもは、そうした提案はしておりませんので、議員さんからは市民の皆さんに正しく情報をお伝え頂きたいと思います。

 税収の問題ですが、議員さんご案内のとおりと思いますけれども、先端生命科学研究所、これは大学関係でございますが、この辺は、非課税ということでありますので、ご承知いただきたいと存じます。HMT、支援センターに入居している法人、あるわけでありますけれども、調整的には法人市民税が課税対象になるわけですが、当該法人の従業員で、市内に居住している方がいらっしゃれば、当然その方の法人市民税、固定資産をお求めになれば、固定資産税が課税対象になるということでございます。

 その他、間接的には、取引企業等、そして従業員の方々の市税が波状効果をもたらすと、いうことになるわけでありますので、同研究所が設置されて以来いろいろ事業所も集積をされて、従業員数も徐々に増加いたしていると、いう実績はご認識いただいていると思いますけれども、そうした意味合いから、全体の市税、税収ということを集計することは困難である。ということでお応えをさせていただきたいと思います。

 ま、仮に、市税効果、税収というものを把握できるといたしましても、市といたしましては、情報の開示については、不可能であると認識をいたしております。
 これは、ご案内のとおりでありますけれども、市税は納税者との信頼関係にもとづいて調査、または申告によりまして賦課徴収をいたしているものでありまして、このことにつきましては、税法上も、秘密漏洩に関するということで、秘密事項とされているわけであります。したがいまして、税務職員の税務情報の取り扱いにつきましては、厳しく律しているということでございますので、そのようにご理解をいただきたいと存じます。
 それから、特定の会社はそうでありますけれども、関連のHMT社、関連の先端研、関連の事業所の範囲ということで開示することにつきましても、個々の税額を推計できるということになりますので、同様に、税法の規定に抵触すると理解しておりますので、この辺についても開示はできないということでお応えをさせていただきたいと存じます。

 それから、雇用者数の関係でありますけれども、慶応の研究所の人員ということで申し上げますと、平成13年から平成17年度までの5年間の研究を踏まえまして、18年度からは、基盤研究の拡充に加えまして、応用研究も取り組みをしていただいているわけでありますが、平成17年の約80名から、現在は100名という体制でありまして、実質的に20数名実質増えているということでありまして、こうした体制を充実をされまして、シュミレーションソフトウエアの開発ですとか、メタボローム解析技術の高度化、ゲノムデザイン、解析技術の開発と、いった基盤研究に加えまして、いろいろ、地球環境にやさしい生産技術の研究、環境バイオ、食品バイオ、それから、病気診断やガンに関する最善の治療予測といった医療バイオ、(質問に答えてください)実質的な成果ということですので答えております。そんなことで応用研究が活発におこなわれておりまして、報道発表もおこなわれておりますように、国際的に注目される優れた研究成果が多数でているわけでございます。
 
 それから、研究所の教育、研究活動自体が、従来の産業とは質的に異なる新しい知的創造産業とよぶべきものと理解をしております。で、現状の産業分類上は、第3次産業に属すると、いうことになるわけですが、研究所が立地することによる経済効果といたしましては、産業連関分析という統計資料がございますけれども、その計算方法で試算いたしますと18年度の1年間で、約29億円