持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > 従軍慰安婦問題と加藤談話

従軍慰安婦問題と加藤談話


鶴岡市議会本会議 
従軍慰安婦問題の謝罪の国会決議を求める意見書について賛成討論す。


私は、この国の平和国家としての立場を持続するとともに友好な、アジア諸国、地域との関係を構築することを望むものです。また、戦時下の人権を無視した行動について、国としてきちんとした謝罪を行い反省することは大切なことであると考えます。
そのためにも、こうした案件に対して、無関心を助長するようなことを極力さけ、関心をもち、志を高く、議論に挑む事が大切であります。それゆえ、こうした問題こそ、地方議会から意見書を提出し、国会での議論を闊達にすることが必要であると思います。

また、この案件については、河野談話の約1年前、平成4年7月6日に、当時の官房長官だった加藤代議士は「加藤談話」をだしています。
その中では慰安書の設置、などに政府の関与があったことを認め、お詫びと反省の気持ちを表しています。

これは、現場の声に耳を傾け、信念をお持ちになり発表された談話と思います。

最近の安倍首相による政府の動向というのは、「河野談話の談話は継承するとしながらも、
安倍首相は二〇〇七年三月一日に「当初、定義されていた強制性を裏付けるものはなかった。その証拠はなかったのは事実ではないかと思う」と発言しました。これは、誰から見ても、河野談話や、又、加藤談話について否定する発言ではないでしょうか。

こうした現政府のとる姿勢について、徹底的に議論をし、国家としての対処を、これまでの対処のやり方が果たして十分だったのかを含めて、しっかりと考えるべきであると思います。
 私は、こうした意見書が、加藤代議士のお膝元から提出される意味を特に感じるものであり、志高き鶴岡市議会の皆様の賛同を求めるものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これと同様の意見書は、平成4年に市議会から、そのときは過半数の賛成をもって提出されていた。平成7年には、否決。そして今回も賛成7名のみの否決で提出できないこととなった。さて、どうなんでしょうかね。
ーーーーーーーーー
加藤談話:外務省の頁参照。

参考:http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/176279