持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > 温海、杉林の焼き畑。

温海、杉林の焼き畑。




杉林帯での焼き畑を観たい!とリクエストしていたところ、温海庁舎からご連絡をいただく。朝5時、ちと遅れたが、小名部の現場へ。約30アールほどの相当の面積。杉林を伐採したところを焼く。まず、そのスケールに驚いた。散水装置からの水で境界をつくり、山の上の方から火をつける。はじめから3時間もすると、半分以上の敷地が炎に包まれた。時には大きな火柱があがり、炎が勢いを増す。
 ここの地で伐採された杉林は代替70年生の立派なものだったそうだ。でもこの面積から切り出された杉で約10万円にしかならなかったのだと聞いた。
 ここを焼き畑をして、温海カブを植えると、大体7万円ぐらいの収入にはなるかなとのこと。山林の経済はまだまだ厳しい。
 山を焼いていると次々と、こうした焼き畑のオーソリティのような村の方々が集まって、まんべんなく、効率的に焼けるように、手をいれていく。
 まず、伐採をした後の杉葉を散らす作業が大変なのだと聞いた。4人で4日間かかるということだ。これが大体1ヶ月前の作業。
 計画の上でこのお盆の最も暑い、乾燥した日に山に火をいれる。
実に見事に火が燃え広がり、黒い灰の畑が一面にできあがる。
そこに、小さな小さなカブの種をまいていく。
 10月には収穫とのこと。実に楽しみだ。

僕はその後、恒例の湯殿山 本宮祭へ。そして大滝で禊ぎ。その後、荘内大祭。
灯籠流しまで。 暑い中、皆様、お疲れ様でした。