三国、重油災害からもうじき10年。
三国。27日、重油災害で活動した現場を歩く。10年前の黒い海のおもかげは全くなく美しい紺碧の海がひろがっていた。この下の写真の上の岩のちかくに、船主部分がにょっきりと顔をだして座礁していた。ドロドロの重油。そしてそれに敢然とボランティアがひしゃくで立ち向かった。17万人。改めて、青い海にするために志を結集した人の絆がつくりだす奇跡を思う。当時一緒に活動していた、笹本君を尋ねる。素敵な奥さんと子供たちに囲まれ400年の歴史をもつ寺の住職になっていた彼だが、眼差しは当時のまんま。これまたなつかしの「みのきち」でソースカツ丼とおろしそばを食べながら、うれしい会話を交わす。彼は、平和や環境の問題に実にまともに取り組んでいるが。でもなかなか保守的な福井のなかで苦戦しているのだとか。講演会をおこなったという「ネルソンさん」関連書籍を頂戴す。感謝。
旧三国町も、岩瀬のような歴史的建造物を活かして町並みを再生し、にぎわいをつくる事業をやっていた。絶品の三国バーガー、ジェラート、そして三味線体験のできる三味線のお稽古場兼茶屋。なかなかのもの。そう、この写真の絵本もこの界隈にあるカフェでジェラートの製造をやっている山崎さんが描いたもの。実にいいし、「ボラ」から「ラボ」という名をつけたイルカのドキュメンタリーの物語。当時の体験がよみがえってくる。購入。1300円。
なつかしの雄島、そして、東尋坊。自殺対策支援をやっている「心に響くおろしもち」をやっているシゲさん訪問。
よし。この10年を契機に、当時の重油災害のボランティアコーディネートHP、
Save the coast! を改めて、web上で公開しよう。