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自殺率。 山形県内増加率。


昨日のライフリンク 清水さんの指摘が気になって、山形県の状況をちょっと検索してみました。

2008(平成20)12月06日(土)
読売新聞Webより。

自殺者対策 進まず
県内増加率 全国ワースト3
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20081206-OYT8T00055.htm

県内の今年1月から5月末までの自殺者数が前年同時期と比べ、
16人増加し、自殺者増減率が全国でワースト3位となったことが5日、
内閣府が作成した資料でわかった。
2007年の県内自殺者数が前年比59人減の365人だが、
県内の対策は先進県に比べ、大幅な“遅れ”があると関係者は
指摘しており、早急な対策が求められている。

10月発表の内閣府が月に一度公表している都道府県ごとの
自殺者数の資料によると、県内の2008年1月から5月末までの
自殺者は164人で、前年の148人より10・8%増加し、
和歌山県、滋賀県に続き増加率は3番目。

県警生活安全企画課によると、県内の今年の自殺者数は
9月末現在で271人(前年同月比2人増)。

内訳は男性191人、女性80人。
自殺理由のうち、最も多いのが健康問題で84件、
次いで精神疾患71件、
経済・生活問題67件となっている。

年齢別では、60歳以上が最も多い113人、
次いで50歳代67人、
40歳代45人と続いた。

1995年から13年連続自殺率がワーストとなった
秋田県は2001年から自殺者対策に本腰を入れている。
秋田大学と連携するなどし、08年度までに全25市町村で
個々の自殺者対策を実施。
取り組みは、相談窓口設置、住民へのアンケート調査や、
住民同士がふれあうサロンを設置するなどきめ細かく、
予防や早期発見に力点を注ぐ。

この結果、秋田県は07年の自殺者の減少数が全国トップに。
これに対し県内では、自殺防止専用の対策をとっている自治体は
1つもなく、県健康福祉企画課では
「秋田などと比べると、事業の対策の取り組みの大きさ、
市町村の取り組み状況などの面で対策が遅れていると感じている」
と認める。

自殺防止活動団体の社会福祉法人「山形いのちの電話」の
島貫新平事務局長は
「県内各自治体が地域全体の問題ととらえて、
対策をとらなければ改善しない」
と指摘した。

(2008年12月6日 読売新聞)
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吉村さんの支援議員の会が行われた際、この自殺対策について指摘をさせていたきました。
会の中、自殺率ワースト3位といったのは僕の誤解で、今般最新データでは自殺者増減率でありました。(ちなみに2006年自殺率はワースト3でした)失礼しました。

この件については、会の会場、高橋啓介県議からもうかがうことができました。先進的な取り組みをしている秋田県が、県予算3300万円を支出して取り組みをおこなっているのに、山形県ではたった300万円しか予算投入されていないのだということでした。

実際に、県の事業としては、昨年と今年、たった年に一回のシンポジウムをやっただけで、他、全くといっていいほど対策を現場で感じることはできませんでした。


山形県のセーフティネットが崩壊している大きな事例としてとりあげることができるのではないかと考えています。

夜、吉村支援で櫛引地区の集会にかけつけた参議院議員舟山やすえさんの話を聞くことができました。「格差社会を助長し続けてきた『ブッシュー小泉ー斎藤知事』路線」という指摘に、ふむふむ。