投票に行こう!
本日、山形県知事選挙の投票日です。
投票日というと、いつも思い出す一件があります。それは、20世紀の終わりにおこなわれた国政選挙での当時の首相の「無党派層には寝ていてほしい」発言です。
ぜひあらためて、以下の当時の朝日新聞の記事をご覧下さい。
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無党派層には「寝ていてほしい」 講演で森首相 朝日新聞。2000年6月20日
森喜朗首相は20日の新潟市内での講演で、有権者の投票態度について「まだ決めていない人が40%ぐらいある。そのまま(選挙に)関心がないといって寝てしまってくれれば、それでいいんですけれども、そうはいかない」と述べた。陣営引き締めのためとみられるが、投票率アップを呼びかける立場の首相が、選挙のカギを握る無党派層などの棄権を期待しているとも受け止められかねない発言だ。
森首相は、新聞各社の情勢調査で自民党が安定多数をうかがう結果となったことについて「新聞が『自民党が強い』と書くと、判官びいきみたいなのもあるし、それじゃあおれたちは逆に(投票を)やってやろうということになる」と警戒感を示した。
この発言について、森首相は同夜、記者団に対し、「寝ていたらいいと言ったわけではなく、よく考えてもらわないといけないという意味だ」と釈明した。
一方、首相の発言に対して民主党の鳩山由紀夫代表は東京都内の記者会見で、「大変さびしい話だ。多くの人に投票所に行ってもらい、雌雄を決するのが、首相の、またすべての候補者の共通の考えでなければいけない。『寝ていてもらいたい』とは何事だと言いたい」と批判した。
http://iij.asahi.com/0620/news/politics20013.html
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とにかく、今日、民主主義国家、日本の数少ない「権利」のひとつを行使しましょう。
政治を市民のものにするために。