Co2ゼロ住宅の義務づけーーEU
こんな情報が日経に載っていた。
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EU、住宅「CO2ゼロ」義務付け 21年以降の新築、オフィスも
欧州連合(EU)は2021年以降に新築する住宅やオフィスビルなどについて原則として、二酸化炭素(CO2)を実質的に排出しない「エコ建築物」とするよう義務付ける規制を導入する。建築物はEU域内のCO2排出量の約4割を占め、抜本策が不可欠と判断した。エコ住宅の普及を検討している日本の対応にも影響を与えそうだ。
EU加盟27カ国と欧州議会が28日までに合意した。来年1月に閣僚理事会などで正式に指令(法律)を採択した後、加盟国は2年以内に国内法を整備する。エコ建築物の義務付けはフランス政府が導入を検討してきたが、EU全体に広げる。(ブリュッセル=瀬能繁) (07:00)
ー日本経済新聞10.29よりーーー
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エコ住宅にEUのフォーカスが高まってきた。日本だと、オール電化住宅がエコ住宅だ。とか、太陽光パネルが載っていればエコ住宅だとか、とよくいわれるが、そうではない。明快にゼロカーボンを実質的に排出しないことがエコ住宅だ。断熱性を高め、暖房には太陽光の蓄熱(パッシブソーラー)やバイオマス燃料、ヒートポンプを使う。スウェーデンのヨーテボリ。建築家ハンスエーク氏が取り組んでいるパッシブハウス(日本だと太陽住宅+無暖房住宅)がその典型だと思っている。そして、そのハンスエークとほぼ同じ思想、同じ設計手法で、酒田在住の井山武司氏は、ソーラーハウスを作り続けている。ほぼゼロエネルギーを現在実現している。
日本の場合、エコ建築の規定が甘いとしかいいようがない。「オール電化住宅」などとEU諸国で言うと「電気で暖房するなんて非常にもったいない。まるでチェンソーでパンを切るようなもの」と失笑されるのだ。実際、新しい家づくりで電気暖房は禁じられているということだ。
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②電気蓄熱暖房の再生可能熱源への交換促進に1000万フラン
電気の浪費源として悪名高い電気蓄熱暖房。チューリッヒ市では以前より新設が禁止されてきました。今年より、州が共同で作る建設模範法規にも、電気暖房の新築での利用禁止が取り入れられ、実際に9州では既に禁止、またはその準備中です。
このような背景の下、多くの州は既存の電気暖房を、ヒートポンプや木質バイオマス熱源に交換することを助成してきました。今回の景気対策では、その過程を加速するもので、1600件の応募のうち、1330件での交換が助成されました。あぶれた人は、州の促進プログラムで吸収していきます。
今回の交換で年間約5000世帯分の電力消費量が節約されます。ちなみにキャンペーン中には、空気ヒートポンプへの交換だと3300フラン、地熱または地下水ヒートポンプには8000フラン、木質バイオマスボイラーには7300フランが助成されます。ーーーーーーーーー
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/361d2b5a6e2857490af497d615122951/44
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記事にもあるように、日本でも25%co2削減のためにもこうしたエコ住宅が注目されそうだ。
なにより、これまでの「しがらみ」を排し、明快にグリーンな住宅、エコな住宅の規定をし、指針を示すべきだと思う。