給食の放射性物質測定について
昨晩、メールで市民の方から、鶴岡の給食の放射線測定についてのお問い合わせをいただきました。
気になる検査費ですが、ゲルマニウム式で1検体約20000円かかります。実際山形市のをここで請け負うということでしたので、1回2万円の費用を予算組みするのでしょう。県が考慮している検査もこの方式が基準となるのでしょうが、県内全体の学校、あるいは給食センターで、と頻度を考えると結構な予算が必要となります。
さてどうするか。今後の課題でしょう。
この検査機関では、昨年末まで毎日、24時間体制で職員のシフトを組み、測定をし続けてきたとのこと。牛肉、農産物などなど、測り続けてきたと伺いました。今、山形県内に県所有が1台、民間7台の計8台、このゲルマニウム式の測定器があります。それがフル稼働してきたというのが実態です。県では昨年5月補正予算でもう一台の測定器の購入を決めたのですが、未だ在庫がなく未納入のままです。4月にはもう一台導入されることを見込んで、測定をしようとしているようです。
ちなみに、給食の食材の放射性物質測定は、例えば兵庫県尼崎市、神戸市などでもおこなわれています。きちんと測定して子ども達の安全安心を叶えることは重要なことだと考えます。山形市は来週からおこなうとのことで、今週分の給食のサンプルが冷蔵保存されているとのこと。先ずは全体をミンチして2リットル容器に入れて計測する旨を検査機関の方に伺いました。
鶴岡でも市で積極的にとりくむべきとも考えます。流通している食材は基本的には基準を満たした物という条件にはなっているものの、測れている範囲はとても小さいと思えますから。
30ベクレル以上が測れる簡易型でも身近の施設にあって、「これは」と思うものを測れるようなことが大事なのかもしれませんね。それも安価か、無料で。
実際にチェルノブイリ汚染にともなう地域 ベラルーシ などでは学校単位で食材を測れるようになっていると映像で見ました。この辺りも今、仕組みのつくりようなのだと思います。
関連:http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY201111070483.html
いずれにしても福島の事故で被曝した日本の放射能汚染からの安全対策。これからが更に勝負です。