「危険!」とされる赤倉温泉地域の川沿いに新築の建物 事実確認に2週間以上経過。
先日、というか9月議会予算特別委員会の質疑の後に私は、当局の答弁、姿勢について10月10日、抗議と要請書を提出している。その中には、
県は、浸水被害を殊更に強調し、現在、赤倉温泉は危険なのだという認識に立っていると感じますが、それではなぜ、危険とされ、治水論の議論がおこなわれている箇所の川に面して、新しい建築物(平成23年完成)が立つんですか、県はその危険箇所になぜ、建築許可ができるんでしょうか。
この建物は、約2Mの耐水壁を設置し、治水対策をおこないつつ、建設がなされております。以前、赤倉温泉地域の目標となる340トンの基本高水水量が流れた際、基準点で1.42Mの水位上昇すると県は示しました。
この壁はそれを想定して2Mにしているかのように見えます。要するに、こうした壁をつくるなど、建物の耐水化をはかることによって、治水対策は十分可能なのではないでしょうか。
よく県は浸水被害と強調しますが、たとえば21年水害で、3 件の浸水被害といわれていますが、この時は川はあふれたのですか?
これは明らかに内水氾濫による浸水被害ではないでしょうか。
これまでの水害浸水被害において、どの被害で溢水(いっすい)などがおこっているのか。明らかに示して頂きたいと考えます。
また、知事は、歴史ある温泉街を現状のまま存続させると答弁しました。しかし、現在、明らかに河道に迫り出したままの温泉旅館があり、危険を自らつくりだしているように思えますが今般の治水事業でこうした河川管理者として不適切と思える箇所について工事をおこなわないのでしょうか。
また、河川占有許可の表示がある電信柱よりも川に張り出して立地する温泉旅館があります。これについても「そのまま存続」ということでしょうか。
更に、河川管理者である県の事業で明らかに川を狭め、流下能力を下げている護岸がありますが、これもそのままにするのでしょうか。
と問うている。
11月2日(金曜日)午後3時ごろ、改めてその回答を求めた。現場の工事はどんどん進んでいるのだからある。実は提出の際からずっと求め続けている。すると、河川課長と竹内ダム担当は、「本日はまだ回答できない。」「裁判案件なので部長決裁までしてからお知らせする、今日は部長がいないので即答はしかねる」「今までは直接すぐに答えられていたが今後はいいかげんな事は答えられませんから」などと答えた。「んじゃこれまでの僕に対する答えのどれはいいかげんな事なのか?どれが間違ったことだったのか?」と僕。10月10日の申し入れ案件、それも事実確認をとるだけの作業にどれだけ日数がかかるのだ?それも工事は強行されているのに。
今回の案件は治水対策への疑義そのものなのだ。
なお、本日は、昨日日東道のシンポで酒田にいらしていた佐高信 先生と会食しつつ今後の打ち合わせの機会を得た。先生にも随分がんばっていただいている 感謝。