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新潟水害水害地調査


6月23日、一日をかけて新潟、大熊孝 新潟大教授、天野礼子氏と三条市の水害現地調査に行く。現地から、「水害はダムの放水の影響が大きかったのでは」との声あり。五十嵐川上流には2つのダムがあるが、一つは調整可能な笠堀ダム。ダム現地にもいったが、ダム湖に当時のぎりぎりの水面上昇の印が書いてあった。ここまでたまって耐えきれず放水したのだな、と推測。大熊先生曰く、この放水の時なんかは、ダムそのものがぐらぐら揺れて、「大丈夫かな」と思うものだよ。との事。笠堀ダムは月山ダムをちょっと小さくしたようなダムだった。
また、五十嵐川は、決壊箇所を含め大改修を数十億円でおこなっている真っ最中。しかし、去年の洪水があった7月をもうすぐ迎える時期なのだけれど、そんな時にこんな工事してていいの? という疑問をもたないわけにはいかなかった。今回決壊した地域の方々にお話をうかがったが、ここも中越同様住宅再建のまっただ中。見通しのたたない人もいる。水害のひどかった新興住宅地に、懲りずにもう一度新築する方。決壊堤防の近くに新しくたった建て売り住宅 と、様々だ。

夕方、天野さんを見送って鶴岡にもどる。その後パドル原稿書き続く。