鶴岡新文化会館問題ー公文書公開資料からーその1 6回の指示書が存在。
3月のはじめに公文書公開申請を提出し、4月3日に設計変更前後の設計図、設計変更後の工事の発注に関する指示書が開示されました。 設計図面は550ページを超えます。
先ずは、開示請求の中身と、工事発注の指示書について お伝えします。 今般の5億4000万円の増額にかかる設計変更後の工事が一体いつに決定され、発注されたのか。 それからその際、金額の見積もりはどのように提示され、例えば1億5千万円以上と見積もった際はどのような 決裁の方法をとったのか。契約、仮契約はどのように締結されていたのか。等、とにかく設計変更から工事発注、施工 に係る、取り交わした資料一式を求めたつもりです。一端開示されたときは指示書もなく、再度求め、指示書が1週間後 ぐらい待たされた後にでてきました。 以下
ご覧いただくと
請負者 竹中工務店、菅原建設、鈴木工務店特定建設工事共同企業体
監督職員 鶴岡市役所 建築課 佐藤、伊藤、
係、主査、補佐、建築課長
指示書 設計図。
①平成27年6月26日 第1号 33p
②平成27年7月16日 第2号 12P
③平成28年2月2日 第3号 116p
④平成28年7月11日 第4号 129p
⑤平成28年8月25日 第5号 1p
⑥平成29年1月30日 第6号 88p
当初設計図面 216P
と設計変更後の工事は、計6回の指示がおこなわれ施工されていることがわかりました。それも第一号は27年の6月26日。6回分の指示書、それぞれのページ数が設計図面になっています。当初図面を超える枚数の設計図面が設計変更後につくられ、実際に施工されているということが明らかになりました。
しかしながら5億4千万円の積算根拠は示されず仕舞いです。それぞれの指示の際に金額について内部決裁したのではないかと推測しますが、その際の文書などはないとの見解でした。
又、指示書に金額の記載はなく、又、契約も仮契約さえも結んでいる形跡はなく、内部の決裁のみで工事が着手され、進められていたということかと思います。
いずれにしても、設計変更後、内部決裁だけで数億円の工事の発注の指示を今から1年9ヶ月前におこなっていた事がほぼわかりました。
このプロセスには疑問をもたざるを得ません。
とりいそぎ以上。3月5日 21時 草島進一