許せない今村元復興大臣発言。議員辞職を。
「東北で良かった」復興大臣発言。あまりにも酷い発言であると思います。
東日本大震災の犠牲者、被災地の仮設住宅で、不自由な暮らしを強いられている方々、又福島からの「自主避難」で故郷へ戻ることができない方々らだけではなく、東北に住まう我々東北人をまさに愚弄する発言そのものです。
議会人だった者として、又、阪神淡路大震災以来、中越地震、新潟水害、又、この東日本大震災でも被災地の支援で現場に入り、名取市、石巻市で活動をはじめ、現在も活動をしている支援団体の理事としても、今回の復興大臣の発言と姿勢には怒り心頭であります。
ここまで政治が、モラルを失ったおかしな事になろうとは。
今村氏は大臣を辞任したそうですが、国会議員辞職も当然だと思います。
そして、安倍総理の任命責任は重い。
そして結局「安倍政治」の姿勢というのはやはりこういう姿勢なんだ、ということではないでしょうか。
昨今審議入りした共謀罪の総理説明や金田法務大臣の答弁から感じるのは「どうせ国民は真実なんてわからない。詭弁でコントロールできるさ」という姿勢とあまり真相が明らかにならない内に早く強行採決してしまえ。という姿勢です。先々週は主要農作物種子法がそのありさまでした。強行採決に継ぐ強行採決が続いています。
「閣議決定すればウソもホントになる。憲法違反も合憲になる」などということも「集団的自衛権の行使容認」あたりから最近の「森友問題の昭恵夫人の公人私人問題」などまで次々とまかりとおってきました。
現在の日本国憲法制定から70年。立憲民主主義国家として歩んできた政治が、今、安倍政治によって確実に破壊されているような危惧を感じざるを得ません。権力の横暴。政治や行政の私物化が見え隠れしています。
「共謀罪によって怖いのは物言う市民が萎縮してしまって民主主義が健全に成り立たなくなるんじゃないか。と危惧している。」
「権力と闘う、ものいう市民を守ることこそ民主主義です。」
とは昨日の参考人質疑で小林よしのり氏が力説したことです。全く同感です。
人間の痛みを推し量る想像力もモラルも欠如した政治が、国民を更に騙し、権力をより強固にしようと、まさに共謀しているようです。
こうした民主主義までも破壊しようとしている力を止めなければなりません。
真実を追及し問題を解決するために、真正面から物を言う市民、そして徹底的に討議する議会が必要だと感じます。
2017年4月26日 仕事後の街頭で述べたこと。