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発見された方は鶴岡市民


テレビニュースより。発見された方は鶴岡市にお住まいの公務員、28才の女性の方とのこと。鶴岡市民が犠牲になったこと。本当に遺憾きわまりない。
心よりご冥福をお祈りします。

以下、asahi.comより。

女性の遺体収容、身元も判明 死者は計5人に 特急転覆

2005年12月27日21時44分
JR羽越線の特急「いなほ14号」が脱線・転覆した事故で、山形県警は27日午後、事故から44時間半ぶりに新たに女性1人の遺体を車両の下で確認し、同日夜、運び出した。事故による死者は計5人になった。遺体は大破した先頭車両(6号車)の下敷きになっていて発見が遅れたという。所在がつかめていない乗客がほかにいるとの情報もあり、県警などはさらに捜索を続ける。事故の負傷者は32人。

 新たに発見されたのは、山形県鶴岡市泉町、山形地検鶴岡支部検察事務官江本陽子さん(28)。
 脱線事故は25日午後7時15分ごろ発生、6両すべてが脱線し、先頭車両が進行方向左側の堆肥(たいひ)小屋に激突した。 江本さんは「くの字」形に折れ曲がった先頭車両の下敷きになっていた。県警や消防の救助隊の数十人が、猛吹雪の中、27日午後から、車両の周りに降り積もった数十センチの雪を掘り返す作業を進め、午後3時45分ごろ、頭と肩の部分を発見した。しかし、大破した車体の下敷きになっていたため、遺体を運び出す作業は難航し、午後7時55分にようやく収容できた。

 県警は26日朝までに4人の死亡を、また、同日中には事故車両内には乗客が残っていないことを確認していた。
 しかし、県警には26日未明、テレビで事故を知った江本さんの母親から「秋田から事故列車に乗った娘が鶴岡についていない」と連絡があった。また、乗客から「先頭車両に4〜5歳の女の子を連れた母親が乗っていて、女の子が歌をうたっていたのを見た」との別の情報も寄せられた。
 このため、県警は車両の下敷きになっている乗客がいる可能性があると判断、26日にいったん捜索活動をやめた消防も翌27日朝からあらためて加わった。
県警は26日までに乗客41人を把握したが、特急券は46、47枚発売されているという。
JR東日本は、28日正午からクレーンによる車両の撤去作業に取りかかると明らかにした。

以上、引用しました。

安否確認、捜索作業の手法や手順がもうひとつだったのではないかと悔やまれる。何しろ強烈な吹雪の中での作業。しかしながら、命の問題だ。本日のテレビ映像では警察犬がでていたが、当初の段階ではそれはなかったように思えてくる。
 特急券から人数が割り出されているとすれば、いったん捜索作業をやめるということはなかったはずだ。
 しかし、重量のある旧車両であるいなほを動かす突風とはどんな突風か。事故をひきおこす数万分の一の確率の最悪のタイミングに遭遇したとしか思えないのだが、こうしたことが起きてしまうのだ。 尼崎の列車脱線。そして今回の事故と、陸上の乗り物で最も安全といわれ続けてきた列車の安全神話が崩れてしまった。
 風の対策はこの庄内の鉄道、又、道路で大きな課題だと改めて感じる。

いずれにしても、この大変な吹雪の中、今このコモンズ周辺でもマイナス3度ぐらいになっている。その低温の中、捜索作業をしている作業員のみなさんのご努力に感謝します。

●本日は、JRの折り返し運転や代行バスの件について役所のHPやケーブルテレビ情報で流せないか、危機管理室、櫛引支所などに要請。僕もJR鶴岡駅にて列車運行状況について取材などしたりしました。帰省客のみなさんや、上京される市民のみなさんに、不便や誤解の生じないような、タイムリーな情報提供を。

「いなほは、6本とも運行しています。しかしんがら、温海温泉→酒田間は代行バス運行。 上京される方には、 温海温泉出発時間の1時間半前ぐらいに鶴岡駅から代行バスがでています。鶴岡駅にいつもの出発時間の1時間半前にいくと、バスであつみ温泉駅までいけます」とのこと。(今現在)
さて、明日は中越に庄内共同ファームのみなさんともちつきに行く日。
少しでも天気がよければいいが。