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NO !小国川ダム 流域委員会 傍聴


天然鮎が年間150万匹も遡上する山形県随一の清流、最上小国川。そこに穴あきダムをつくろうと流域委員会がおこなわれている。午前10時、新庄市に行き傍聴。
1400名の組合員をもつ小国川漁協長は今回、欠席。事実上この流域委員会から決別したかたちになっている。これは、これまでの委員会のもちかたに大いに原因がある。
傍聴にいってわかるのは、漁協をのぞいてはほぼダム推進派で占められているということだ。一人、委員からは声があがった。「なぜ、漁協長が辞退されているのか、理由を聞かせてほしい」当然だ。最も川の事を知り、年間2億円もの漁獲高をこの川で挙げている漁協がぬけては、流域委員会は「民意を反映している」とはとても言えないからだ。
 県の、この委員会のもちかたがやはりお粗末なのだ。
穴あきダムへの今本先生の異論について、県担当者は知っていたようだが、もちろん委員には知らせていない。とにかくダムにとって不利な情報は与えず、都合のいいつじつまばかりが目立つ。このような流域委員会であれば漁協は決別するしかない。これまで10人中一人でダムに拠らない治水を訴え続けるしかなかった漁協長の苦労をかみしめた。
 
 とにかく、この不当な流域委員会を改善すべきだ。