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小国川流域委員会


朝 役所前 つじ立ち。
昼より 新庄ゆめりあ小国川流域委員会 委員会 傍聴

漁協 のかわりに アユの専門家ということで水産環境研究所説の石田氏が説明しているが 全然現場の声がない 論外だ 。
山形県の川でほぼ唯一ダムのない川である最上小国川の議論にしてはあまりにも程度が低い。鮎トーナメントが年間7回もおこなわれ、天然鮎が年間100万匹は遡上するという貴重な川なのに、そんな話しは一切でてこない。鮎だけでも年間2億円もの経済効果をもたらす貴重な川。小国川。これまでの委員の話では「ダムによる川の地域振興」などと言った人もいたが、とんでもない。「ダムのない川を中心にそえた川とともに歩むまちづくり」こそトレンドだ。

穴あきダムだったら生態系に影響がないといえるだろうか。「貯留型のダムよりは流水型のダムは河川環境に影響を及ぼさない」これはいえるかもしれないが、肝心なのは、ダムがない川と穴あきダム(流水型ダム)との比較であって、それに県は言及しはじめると「これはモニタリングしないとわからない」等といっている。全く無責任論である。

「モニタリングして監視していく」などというけれど、ダムがつくられてから、モニタリングしてダメだったらダムを壊すのか。アメリカでは本当にそうしてダムが撤去されているが、日本では、モニタリングして、結局都合にいいデータだけ導きだして「まあ、あまり影響はないです」などとお茶を濁して終わりになることは見えている。実際、影響があってからでは遅いのだ。

 鮎釣りの人たちは間違いなく、ダムのない川を目指してこの小国川に来ている。
赤川をはじめ、ダムができた川の鮎は泥を食んで不味いのを良く知っているし、ダムがない川だからこそ生息する、天然遡上の鮎の引きを楽しみにやってくるからだ。
小国川は最上川支流の中で最も天然遡上の鮎が多い川。その数100万匹とも聞く。

こんな程度の低い流域委員会でこの川の決定がおこなわれてはあまりにも情けない。

山形の顔のひとつである、ダムのない天然河川の価値。日本一おいしい松原鮎の存続の危機。これを失って「川を中心にしたまちづくり」はありえない。


最上、赤倉、瀬見、全て交流人口に貢献しているのはアユ釣りの人たちである。
それが全くわかっていないのだ。

山形県 で唯一の清流河川が失われる危機。 

ちょっとみんなで考えましょう。