持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > 美しい国づくり内閣!?

美しい国づくり内閣!?


安倍内閣が決定した。

論功行賞内閣。仲良しグループ内閣などとも評されているが、社民党の又一さんらがコメントされていたように、鷹派色が強くなり危険な内閣。ということに同感する。

安倍首相は「美しい国へ」という著書を書いてるが、それに対して世界10月号に東大名誉教授の和田春樹氏が「安倍晋三氏の歴史認識を問う」という文章を寄せている。

その冒頭に「ご本は、「美しい国へ」と題されています。だが、「美しい国」については、ご本の中では全く論じられていません、、」からはじまっている。

そして、安倍氏の祖父にあたる人には岸信介氏と安倍寛氏がおり、岸氏は首相。安倍寛氏は衆議院議員。岸首相は安保新条約批准案の衆議院強行採決の後、アイゼンハワー米大統領の訪日を実現するために国民のデモを押さえ込むことに固執した。自衛隊の治安出動も求めた。しかし、出動に反対した赤城防衛庁長官に止められ、米国大統領の訪日中止を決定。首相辞任を決断した。とにかく当時も憲法改正を行うのにやっきだった鷹派の首相だ。

 片や、寛氏は、戦時中翼賛選挙に抗して軍部の弾圧を受けながら代議士を続けた   とあります。 と述べられ、「闘う政治家」だがその違いが指摘され、なぜ、「美しい国へ」には、岸首相の事しか述べられていないのか。と説いている。

また、その最後近くのくだりにこうある。。
 「私は、村山談話というコンセンサスをもつことによって日本は「美しい国」に近づいたと考えています。河野談話も同様です。日朝平壌宣言も同様です。過ちを認めることからにげずに、隣人に与えた損害と苦痛をきっぱりと詫びるいさぎよさを示す事は、個人としても、国民、国家としても、同じく「美しさ」をとりもどす道ではないでしょうか。そうしてこそ、自信と誇りがもてるのです。…

要は信念にもとずく「闘う政治家」といったり、「美しい」といっても、何が国家、国民のために最善か ということを見極めることが肝心、と述べている。

憲法改正、教育基本法改正。また、集団的自衛権の公使は、首相の憲法の解釈如何で可能
などという言葉が飛び交っている。

  戦争に最も近い、危険な内閣が誕生した。格差社会もますます広がる可能性もある。

僕らは国の政治の動きをしっかりと監視し、更なるチェックと行動が必要だ。