自殺対策シンポジウムに参加。
秋田。前々から行かねばと思って出席した自殺総合対策の地域モデルを考えるフォーラム。
実にいい、出会いがあった。
秋田県は年間自殺数494人(平成14年)と全国トップ。これを受けて様々な支援の方策が展開されてきた。心の悩みから金融経営の悩み、様々な悩みごとの相談をうけるホットラインも設けられている。今回のフォーラムは、秋田県知事のあいさつにはじまり、
▽高齢者のうつ病対策を積極的に実施している仙台市
▽多重債務者対策で成果を上げている鹿児島県奄美市
▽経営者の自殺防止に取り組んでいるNPO法人「蜘蛛(くも)の糸」
▽福井県の東尋坊で自殺防止活動をしているNPO法人「心に響く文集・編集局」などが報告し、行政と民間団体の連携のあり方なども話し合うといったものだった。
今年10月、自殺対策基本法を成立させたNPO ライフリンクの清水さんの活動、
秋田で倒産企業の社長を救う活動を長年続けている 「蜘蛛の糸」佐藤さんの活動。
また、多重債務者対策を行政窓口で年間900件も対応しているというきくさんの活動。
どれもが実に興味深い活動であり、自殺支援について、多くを学ぶことができたのと、僕自身がとても元気をいただいた気がする。
いじめを苦に自殺 といったニュースが続いている。企業倒産、多重債務によって自殺に追いやられるケースも多い。「多重債務、倒産ショックによる自殺は絶対にくいとめることができる。」
パネラーの方々が力説していた。
もしも、このブログを見ている方やそのお知り合いの企業人で、そんな悩みを抱えている人がいたら、ぜひ、まず「NPO蜘蛛の糸」 の佐藤さんに相談してほしい。090−9032−9197
山形県での自殺数は秋田、青森に続いて4位か5位。年間350人と聞いている。とんでもない数だ。
ライフリンク清水さんには、自殺対策での全国キャンペーンや法律をつくらせたプロデュース力、企画力、運営という観点でもいろんなことを学ぶことができる。ひさびさに「ハジケ」た本物のNPO代表に出会えた!という感じ。を受けた。
ライフリンクという名前は「新しいつながりが、新しい解決力を生む。」というミッションからつけたと語ってくれた。秋田12/1フォーラムはまさにそうした力に満ちた集会だった。
僕も負けてはいられない。なお、フォーラム当日の映像記録 撮りました。興味のある方は、ぜひご連絡を。学習会ができればと思っております。
フォーラムでは、自殺支援について、とにかく、僕らが人任せにしないで、みんなで立ち上がること、行動することだと、清水さんは結んでくれました。
….今も、だれにも相談できずに困っている方がいらっしゃったら、いつでもご連絡を。
090−4388−3872 草島