持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > 財政危機宣言

財政危機宣言


昨日のみのもんたさんの「ズバ」スペシャルご覧になりました?

僕は録画しておりましたが、わざわざ電話で番組を教えてくれたKさん、ありがとう。
 財政再建団体に陥った夕張市。炭坑が盛んだった頃に作られた市営住宅にぽつんと住んでいるご老人の姿。
 夕張の他にも合併特例債だから有利な起債だ。などといってつくられる大観覧車。 通れない農道 「国のカネだから、、、」という「言い訳」で税金がムダに使われている。
 
田中康夫氏は、この破綻している夕張に1500置く北海道と国は全国で2番目に大きなダムをつくっているんだ。ダムをつくらないと献金が来ない政治家がいるからです。これを変えなきゃいけないということを指摘しました。

 自民党舛添氏は、道州制をもちだしたが、そんなことがこうした事の解決になることではない。またこれまでの三位一体改革についてもがんばっている。シーリングかけているなどと言及しましたが、全く説得力がなかったですね。

日本の借金 775億円。一人あたり607万円の借金。
世界と比べると、先進諸国はほとんど借金を減らしている。
日本自体が政府こそが緊急事態制限をださなければならないのではないかと民主党長妻議員は指摘しました。

実際「国のかねだから、、、」というフレーズは、よく役所との議論の中ででてくるのです。僕が研究所問題を追求するときも、「議員は●億円というけれど実際市の負担は●●億円です」などと答える。実際18年度予算で合併後の特例債第一号のメタボロームキャンパスに8億円にしても「大半は国からの補助金、交付税補填される」などと言い訳が返ってくる。しかしこうした思考回路の元で借金は増えてきているのだ。

ダム問題然り。1780億円の月山ダムの事業。市の負担は水道に関わるアロケーション7.4%だけだといっても131億円である。
 
  熱海の斉藤市長 「財政再建団体に転落することは必至であり、市の財政は危機に直面している」と財政危機SOS宣言。を出し、観光協会と議会の反発を受けていたけれど、実際基金がどんどん減っていき、赤字に転落することが予期されればそうした宣言を出して危機感を高めていくことも大事だと思う。

熱海市は、17年度の実質起債比率 16.9%である。鶴岡は今17.9%で来年から18%を超えることはほぼ明らかである。熱海市よりも財政危機なのである。
 
 実にいい番組だった。皆さんもそう思ったに違いない。鶴岡市政、来年度予算は20億円の歳入不足が見込まれ、更に基金がとりくずされる事は必至だ。

 今日は、最近特に水沢地区の土盛りが目立つようになった、高速道路の事をヒアリング。温海→鶴岡間で、1240億円。身近に巨大公共事業が進行しているのだ。

借金1000兆円超の日本。モラルハザードから抜ける一手が今こそ必要だ。