7.10参院選の争点は改憲とTPP 舟山やすえさんを、山形県民の心からの一票で国会へ。
参議院選挙 投票日は7.10。
今回の参議院選挙の争点は、改憲。そして山形選挙区では特にTPPです。この選挙はきわめて重要な選挙です。
私は、最初の選挙の時から応援し、共に持続可能社会や自給圏構想等を学び活動を続けてきた舟山やすえ候補を心から応援しています。日々辻立ち、支援者まわりの日々です。
舟山やすえ候補は毎日元気に山形県内を駆けめぐり、農村社会の価値、「山の向こうのもう一つの日本、山形」アベノミクスやTPPと決別し、「もう一つの経済をここ山形から」と訴え、毎日元気に県内で街宣、個人演説会を続けています。
舟山やすえ候補の訴え。「なせばなる。なさねばならぬ」7月7日の米沢での演説です。
7月6日の山形での演説
改憲の大問題と農業、農村社会の価値を守る事の意義が述べられています。
もう一度伝えます。争点は改憲(憲法改悪)とTPP。
▼争点隠し。
私は先日7月、自民党 月野候補の鶴岡市内での個人演説会の演説も聞きにいってみました。他の人にも伝えようといつものVTR機材をもって行き、撮影をはじめようとしました。そうしたらスタッフがやってきて撮影禁止とのこと。撮影をあきらめて演説を聴きました。
結局、最後まで聴きましたが、月野候補は、改憲についても、TPPについても全く語りませんでした(怒)完全に争点を隠しています。
それから、驚いたのは、応援弁士で駆けつけた小里泰弘 自民党農林水産部会長の演説。「TPPは、どの品目に関しても現場に与える影響はほとんどない。と私は確信しているのであります。」と一言で結んだのみでした。 私は思わず「鶴岡市民、山形県民をバカにするな!」と一言言いたいのをぐっとこらえて会場をあとにしたのでした。
その後7月8日に谷垣幹事長が来ましたが、TPPには全く触れず、改憲についても自分が自民党改憲草案立案の時の総裁であったにもかかわらず触れませんでした。
月野候補もTPPについて「以前は反対していましたので皆さんの気持はわかります」などとしながら、適当に誤摩化しています」
この自民党の争点隠しは最近の選挙でずっと行われています。これをわかりやすくアニメ動画が伝えてくれています。
争点1。改憲について
改憲についてですが、週刊漫画雑誌 ビッグコミックスピリッツが、日本国憲法全文の小冊子を漫画家の書き下ろし付きでつくってくれました。これは是非ご購入してご覧下さい。「これぞ争点」と言い表してくれたのではないかと思います。
自民党改憲草案の内容は酷いものです。自衛隊を国防軍に、国民主権を国家主権に。国家権力を縛るための憲法を国民を縛るものに変えるものです。何度かこのブログでも説明させていただきましたが、立憲民主主義国家として、全く恥ずかしい、立憲主義、民主主義に反するとんでもない内容です。
こうした内容についての背景としては、以下の映像をご覧下さい。
全体
安倍総理「前文はみっともない」発言
ここ迄いくと「この人たち」は保守でももちろんなければ、後藤田正晴議員らがいらしたときの古き良き時代の自民党ではありません。今、こうした「アベ自民党」の政権幹部に異論を唱える自民党議員は皆無です。ですから憲法違反を犯しても、メディアに圧力をかけ批判されても暴走に継ぐ暴走。ここまで堕ちてしまったのかと思います。
そして、昨年の9月17,18日の自民党議員の「人間かまくら」による憲法違反の「安保法制」戦争法 強行採決。
数万人のデモが国会の外でおこなわれていたのにもかかわらず、言論の府が暴力の場に変えられた。この暴挙は絶対に忘れてはならないと思います。ぜひ必ず投票前に思い出してください。また同じことを彼らは繰り返します。
この明らかな憲法違反の戦争法強行採決の次が改憲です。憲法違反を堂々と犯すような政権下での改憲は、絶対に止めなくてはならないと私は思います。
この安保法制の強行採決や今の日本の現状について、国際社会の有識者は如何にとらえられているかぜひご覧下さい。
また、「戦争のつくりかた」という絵本があり、アニメーションプロジェクトが動画を公開しています。確実に1歩、1歩「この道」へ進んでいるような危機を感じています。
まずは、この流れを止める一票にしていただきたいと思います。
争点の2「TPP」
TPPについて、選挙前でも、選挙終盤でも、政府も自民党候補者もほとんど語っていません。このポスターは、2回前の衆議院議員選挙 山形選挙区で貼られたポスターです。
真実を知るには、http://notppaction.blogspot.jp/ をおすすめします。6000ページを超えるTPPの文書を読み解いた研究者が分析結果を発表しています。
山形の農業はガタガタになる。国民皆保険にも穴があくということになりかねない、私たちの暮らしを一変させかねない危険な条約がTPPです。
先般の国会で、国会決議の重要五品目も全く無傷のものはないことがわかりました。
山田元農水相のこの発言、まず ぜひご覧下さい。
TPPについては、以下、関連動画を掲載します。ぜひご覧下さい。
7.10 日本の、山形の危機を止め、地域の力を発揮できる政治に変える、重要な選挙です。
特に今回、この参議院選挙後の臨時国会がTPPを止める最後のチャンスでもあります。
TPPの問題、舟山やすえは、民主党を辞めてまで断固反対を貫き通してきた信念ある政治家です。
山形県民の力で舟山やすえを国会に送り込んで、アベ政府に対するTPPの追求、議論をさせてください。
まずは、山形選挙区では舟山やすえに一票を。どうか、皆様の心からの一票で、舟山やすえを国会に送り込んで下さい。
そして比例は自民公明以外で。(ちなみに日本のこころを大切にする党、新党改革 お維新はアベ与党です。これも外してください)
私は、比例は、ダム問題を一緒にとりくんできた 大河原雅子(民進)、「戦争法」とアベに迫った福島みずほ(社民)を応援しています。どうぞご参考に。
よろしくお願いいたします。
舟山やすえ候補の政見放送です。
さて皆さん、私たちは「あの会社は風通しがいいとか、風通しが悪そうだなあ」等といいますが、その風通しとはどういう意味でしょう。部下と上司が互いに自由闊達に議論ができる、爽やかで清々しい職場環境をイメージするのではないでしょうか。伸びていく会社や組織に共通すること、それが風通しの良さだと思います。逆に言えば、トップが決めたことにただ黙って従うような組織では社員も育たず、結果として衰退の道を歩むことでしょう。政治の世界も同じです。トップにとって耳の痛いことも提言し、皆でしっかりと議論を重ねることで、より良い政策が生まれてきます。ところが、現実はどうでしょう。
安倍総理の政治運営に対し、与党内から、異論や反対の声、建設的な提案はほとんど聞こえてきません。例えばTPPについて。多くの与党議員の皆さんは、もともと「断固反対」だったはずです。安倍総理が交渉参加に舵を切った時、一体与党の議員のうち、どなたが異論を唱えたのでしょうか? それこそ風通しが悪くてものが言えないのか、それとも最初から反対する気などなかったのか、私ははなはだ疑問です。そのような中、私は、国民の生活や地域の実情に目を向けようとしない政治に対し、現場の声を届けたい、との思いで、再度の立候補を決意いたしました。今、政治の役割とは何か、と問われれば、私は、私たちの生活の安全・安心を守ることと答えます。
安全・安心の中には、国土を守るという意味での安全保障、安全・安心な食べ物をしっかり確保するという意味での食料安全保障、医療、介護、福祉など、日々の暮らしの安心を守るための社会保障などさまざまあります。しかし今、その安全・安心が脅かされようとしています。まずは、老後の安心について。今、政府はアベノミクスにより経済成長を遂げ、今後増加する社会保障費は、その成長の果実で賄うと言っています。
しかし、実体経済は、あれだけ約束した二度目の消費増税ができないほど、低迷しています。安倍政権はこの現実を誤魔化しているのです。中でも問題だと思うのは、株高を演出するために、私たちの老後の安心を支える年金積立金を従来の制限を大幅に広げて株式に投資していることです。これは世界的に見ても異例なことで、アメリカでさえ公的年金については一円たりとも株式に投資していません。あまりにリスクの大きいギャンブル性の高い運用であり、しかも今、大きな損失を出していますが、運用実績の発表は先送り、実態は隠されています。
次に医療の安全についてです。日本は現在、国民皆保険によって、皆が等しく医療を受けられるような制度になっています。これは世界に誇るべき支え合いの仕組みであり、今後も後世に残すべき日本の財産です。しかし、TPP加入によりその安心安全が脅かされる危険性が高い。なぜなら国民皆保険はアメリカの保険会社との自由競争を阻害するからです。このことをなぜ、国民に説明せず、真っ黒塗のペーパーで誤魔化そうとするのでしょうか?また、消費者にとっては、日本では認められていない添加物の使用が可能になったり、遺伝子組み換え作物の輸入が解禁となり、食の安全面での危険性が高まることは大問題です。
子ども達に安心安全な食べ物を食べさせたいと願う事は親として共通の思いだと思います。生産者にとっては、海外への販路拡大のチャンス!と喜び勇んで打って出たものの、肝心の足元が攻め込ま気が付いたら地域が崩壊していた、というようなことが現実的に起こりえます。つまTPP は、国民生活を守ることより企業の利益が優先される制度なのです。参加国間での合意がなされた今、いよいよ内容を精査し、影響を分析し、批准の賛否を議論する大事な時を迎えています。議論のないままに、なし崩し的に決めるといった「風通しの悪い」やり方は絶対に許せません。
農業は、国民に食料を供給する重要な役割を担っていることに加え、集落を形成し、豊かな地域社会を育み、水や緑を守るなどの、お金の価値では測れない様々な役割を果たしています。林業、漁業も同様です。単に競争原理で、規模拡大や効率化を強いる政策では、森林や田園風景、集落を維持することは出来ません。ヨーロッパもアメリカも、こうした農業の役割を十分評価するからこそ、手厚い支援の上に農業の持続性を保っています。私は、今こそ戸別得補償制度を復活させ、生産者を直接支援する仕組みを再構築すべきと考えます。山形県は、元駐日米国大使ライシャワー氏が言った「山の向こうのもう一つの日本」の姿そのものです。
そして、それは日本人全体の財産であると同時に、世界中の人たちに共感してもらえる大切な価値だと思います。軍事による国土防衛というハードパワーも大切ですが、世界の人々に愛される美しい農村を守り後世につないでいくということこそが、ソフトパワーとして大きな安全保障になり得ると確信しています。全ては子どもたちの笑顔のために!私は、平和を願う地域の皆さんの声を聴き、しっかりと政策に反映してまいります。どうか、きたる参議院選挙には私、舟山やすえをよろしくお願いします。
憲法草案 97条削除の問題 伝統、国柄、義務規定はいれないのが近代立憲主義国家では常識
伝統、国柄、義務規定はいれないのが近代立憲主義国家では通例。
憲法 97条を削除する憲法草案は、人権を基本的に最高法規で確保しないことを宣言しているようなもの。
このこと事は、以下の
参議院憲法審査会の水島朝穂先生の発言 をご覧頂ければ明快に論拠がわかります。
当日の議事録
http://www.kenpoushinsa.sangiin.go.jp/keika/img/pdf/189-270304.pdf
水島先生のレジュメ
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2015/0316.html
伝統、国柄とかについては、韓国、英米独仏 近代立憲主義国の憲法には、国柄などははいっていない。
また97条については、
「11条は人権の総論として存在する。97条は人権の場所にではなく、最高法規の場所にあって、97条、98条、99条の3箇条によって憲法は最高法規としています。つまり97条は目的。つまり98条で最高法規としての目的は97条の人権の保障にあるのだ。だから公務員は憲法を尊重し擁護する義務があるのだ。という立て付けになっている。だぶった表現は11条と97条ある決して位置関係からすれば、無意味なものであるどころか、さきほどの言葉を借りれば、アイデンティティーの本質が97条の最高法規のトップ条項にある。ということを強調しておきたい。つまり97条を削除する憲法草案というのは人権を基本的に最高法規で確保しない憲法を考えているのか。と悪口がでてきてしまうような内容である。
昨日の日曜討論。
自民党稲田議員、そしてそれを受け日本の心、、、の和田議員が 「現行憲法11条と97条の条文が全くかぶっているため、削除したもの」といった論にたっているようであります。
これこそ勉強不足であります。みなさん誤魔化されないようにしましょう。
舟山やすえ候補 庄内町での演説。
TPPの真実。参議院ー山形選挙区の争点はTPP
参議院選挙。
アベ総理がやってきても小泉進次郎氏がきても、アベ総理がやってきたときは完全に触れず、小泉氏がきても「対策大綱つくった、がんばって乗り越えましょう」としか言わないTPP。
TPPの協定文書は6400ページの英文。政府はそのごく一部を翻訳したのみで要約版を国会議員に配布したにすぎなかったようです。
今般TPPの実態についてその問題に取り組んできた弁護士、学者、NGOの皆さんがその6400ページ全てを読み解いた上で要点をまとめた公開文書を作成。
公開レポートVol.3
http://www.parc-jp.org/teigen/2016/TPPtextanalysis_ver.3.pdf
そして、要約をつくってくださったものが以下のリーフレットです。
これ、すごく良くできています。ぜひダウンロードして拡散してください。
http://www.parc-jp.org/teigen/img/tpp_leaflet.pdf
TPPでわかったことですが、
先ず、関税については、「除外」規定なく、全ての品目が関税撤廃に向かう協定であるということ。日本の農産品、特に重要5品目であっても無傷なものはない。「聖域ゼロ」ということが先の国会で判明しました。重要5品目を「除外または再協議の対象にする」とした国会決議に違反していた事がわかったのです。また、初めは幾分かの関税が認められても、数年後には見直しされ、完全ゼロを目指していく協定なのだということです。
果たして、これで庄内のお米、牛肉、豚肉などが守れるのか。大きな論点、争点であります。
舟山やすえ元参議院議員は国会の中で、このTPPの問題に真正面から取り組んできました。アベ総理にTPPの本質を諭している国会審議の模様が以下です。
2013/05/08
参議院 集中審議(外交防衛・経済連携等)
この国会審議の中でも、「除外」規定なく次々と関税撤廃の圧力がかけられる事が指摘されています。
もうひとつTPPで怖いのは非関税障壁部門です。要するに関税とは別のルールの統一化の問題ということ。
食品表示を自国で決めることができなくなったり、予防原則に基づいて輸入規制するなどができなくなり、結局グローバル企業の利益が優先され、消費者の権利を奪われるということ。
医療保険部門では、薬価が高騰し、製薬企業のおもうがままにされていくかもしれない懸念があります。国民皆保険の制度に風穴があけられ、私達が当たり前に享受してきた医療や保険が受けることができなくなるかもしれません。
他、ISDS条項といって、外国の投資家が、投資した相手側の国の措置によって損害を被った際に、救済を求めて仲裁手続きを利用することができる制度があります。これはまさに私達日本の国内の決定権、主権が投資家によって奪われていくということです。実におそろしい協定であるということなのです。
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私も4月3日の東京での報告集会 TPP協定の全体像とその問題点 ―市民団体による分析報告 Vol.2 に参加して分析チームの皆さんのお話を伺い、映像を撮ってまいりました。TPPの全体像、極めて大きな問題であることがわかります。全てを見るにはだいぶ長いのですが、お時間ある方はぜひご覧下さい。
本日より参議院選挙!舟山やすえ候補 第一声
https://www.facebook.com/numazawa.koichi/videos/1032068046913502/
本日から参議院選挙です。 山形選挙区、野党統一候補。党派を超えて応援している皆様とともに、私、草島進一も心底応援している、舟山やすえ候補の第一声の映像が届きました。映像を見ていて、とても素晴らしいので、思わず書き起こしました。映像とともに、どうぞ、舟山やすえ候補の思いを感じとって頂ければ幸いです。 そして、この7月9日までの選挙期間、ぜひ舟山の信念を一人でも多くの皆様のご友人にお伝えください。 そして7月10日、全く新しい山形の政治を実現しましょう。 〈以下、書き起こしです。〉
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今の政治は私達のあたりまえの安全安心を次から次へと壊そうとしています。 地域で普通に暮らしていきたいと願うささやかな願いも壊されようとしています。 アベノミクスは結果的に悲願だった消費増税もできないほど、失敗した。今、それがはっきりしたと思っております。 そもそも競争に勝つこと、効率化をはかって大きなところに物もお金も集中させるということ、 この根本的な考えが間違っていると、私は強く断言したいと思います。 そういう中で、これからは、アベノミクスにすがるのではなくて、 山形の魅力をどう活かしていくのか 地域にこそたくさんある、単純にお金でははかれない価値を どう伸ばししていくのか まさに、山の向こうのもう一つの日本、山形を良くしていくことが。 私は日本全体の未来を牽引する 大きな力になると確信しています。 お金だけではありません。 経済だけではありません。 地域にこそ、豊かさが宿り、地域にこそ素晴らしい人間関係、文化、伝統が眠っています。 お金に換えられない、こうした価値を守ってきたのは、まさしく地域に住む私達一人一人であります。 だから、今の農業政策もうまくいかないんです。 農業は単に生産をして食糧を供給するだけではありません。 農業があって、集落を守って、人が宿ってそして、伝統、文化を守り支えてきた、こういう役割をなぜ評価できないのか。 地域社会にある、山形にある歴史や文化をなぜ大事にしようとしないのか。 今のアベノミクスの中には、これを守ろうという、大事にしようという姿勢は全くはいっておりません。 だから私は、 私は今こそ地域を大事にする。政治に変えていかなければならない。 私はそう強く確信し、そのことをこの18日間、しっかりと訴えていきたいと思います。 皆さん、いよいよ地域に力を、取り戻す時だと思います。 大都市の、大企業の論理だけで進んでいる 今のアベノミクスにすがらない そこから脱却した、一歩上の本当の豊かさを、実現するための政治に変えていくために 皆様とともに全力でこの18日間 闘い抜くことをお誓い申し上げまして、私の決意とお願いにかえさせていただきます。
言論の府を暴力の場に変えたのがアベ自民党。言論の府を取り戻す7.10へ。
絶対僕らは忘れない。自民党議員が「人間かまくら」をつくって言論の府たる参議院を暴力の場にした事。
2015.9.18 アベ政治が破壊した言論の府を、主権者である私たちが取りもどす闘いが7.10参議院選挙。
この写真を投票の日まで覚えていましょう。皆様。
「三菱東京UFJ銀行まで見放した、アベノミクス」これこそトップ記事!
メガバンクの雄、三菱東京UFJ銀行が国債の入札に有利な条件で参加できる「国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)」の資格を国に返上する意向を正式に伝えた。
これは各新聞トップ記事になっていい記事だと思います。
日刊現代の記事ですが、このブログでもシェアいたします。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183649/3
以下、日刊ゲンダイ6月17日号より 高橋乗宣エコノミスト
メガバンクの雄、三菱東京UFJ銀行が国債の入札に有利な条件で参加できる「国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)」の資格を国に返上する意向を正式に伝えた。この資格は国債の安定消化を図るため、国が大手行や証券会社に付与するもの。財務当局との情報交換など、いくつかの特権を得られる見返りに、すべての国債入札で発行予定額の4%以上の応札が義務付けられる。
黒田日銀がマイナス金利政策にとうとう踏み切ったことで、長期国債の利回りはマイナスに張り付き、過去最低を日々更新している。
■国家運営がマトモでこその「所期奉公」
安倍政権は改めて財政健全化を遠ざけたどころか、最近では禁じ手の「ヘリコプターマネー」なる言葉まで横行し、財政運営のかじ取りは国債依存脱却の方向から完全に逆行してきた。
年間30兆円以上もの赤字予算の埋め合わせに発行してきた国債を市中銀行は日銀と一緒に買い支えてきた。視点を変えれば、銀行が猛烈な勢いで国にカネを貸し続け、そのカネで高齢化により増え続けるばかりの医療や介護などの社会保障費を何とか支えてきた。
この構図は、あくまで自公与党が借金分の税金を集めて、いずれ国債償還の形で銀行にカネを返すことで成り立つ。この大前提が消費増税を再延期すれば崩れてしまう。自公与党が参院選の票目当てに経済対策と称して、プレミアム商品券や旅行券発行の検討に興じていれば、なおさらだ。
経営の「三綱領」のひとつに「所期奉公」を掲げ、「国家のためにベストを尽くせ」というスリーダイヤの精神も、国家の運営がマトモであればこそのことである。国債の信用を揺るがすバラマキ政権に、あえて身を切ってまで協力するのはごめんというわけだ。
欧米系格付け大手フィッチ・レーティングスは、すでに日本国債の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に引き下げた。ただでさえ、中韓両国を下回り、東欧の小国並みの日本国債の格付けは、恐らく増税先送りによって地に落ちていく。
幅広く国際展開し、海外運用はお手のモノの三菱にすれば、日本国債との共倒れリスク回避は賢明な選択だ。グローバル時代が叫ばれて久しい今、いつまでも「お国のために」というわけにはいかないのだ。
安保法廃止なら日米同盟覆される? 否!アベの暴走を止めることこそ、安全安心な未来をつくる我々の責任だ.
舟山やすえとアベ政治を止める。6.08鶴岡決起大会の映像です。
舟山やすえ候補予定者
特別ゲスト 佐高 信
じっくりご覧下さい。
オバマ大統領の広島でのスピーチを掲載します。
米国OBAMA大統領 が5月28日 広島を訪れ、スピーチをおこないました。予定していた5分が17分になったとのこと。
謝罪の言葉はなかったけれども、大変優れたスピーチと、被爆者に向き合う真摯な姿勢は大変評価できるものと感じました。
以下、引用します。
キノコ雲に人類の矛盾
71年前のよく晴れた雲のない朝、空から死が降ってきて世界は変わった。閃光(せんこう)と火の壁が町を破壊し、人類が自らを滅ぼす手段を手にしたことを示した。
我々はなぜここ広島を訪れるのか。それほど遠くない過去に解き放たれた、恐ろしい力について思いを致すためだ。亡くなった10万人を超える日本の男性、女性、子供たち、数千人の朝鮮半島出身の人々、そして捕虜になった十数人の米国人を追悼するためだ。
彼らの魂は我々に内面を見つめ、我々が何者であるか、これからどのようになっていくのかを考えるように語りかけている。
献花するオバマ大統領=AP
広島を際立たせているのは戦争という事実ではない。歴史的な遺物をみれば、暴力による争いが初期の人類からあったことが分かる。我々の初期の祖先は石から刃物を作り、木からヤリを作る方法を学んだ。こうした道具を狩りだけでなく、同じ人類に対しても用いるようになった。
世界の文明の歴史は穀物不足や黄金への欲望、民族主義や宗教的熱意といった理由で、戦争で満ちている。帝国は台頭し、衰退した。人々は支配されたり解放されたりしてきた。節目節目で苦しんできたのは罪の無い人々であり、数え切れない彼らの名前は時とともに忘れ去られてきた。
広島と長崎で残虐な終わりを迎えた世界大戦は、最も豊かで強大な国の間で起きた。彼らの文明は世界に偉大な都市、素晴らしい芸術をもたらしてきた。思想家は正義と調和、真実という概念を発展させてきた。しかし戦争は初期の部族間であった支配や征服と同じような本能から生まれてきた。新たな能力が、支配欲や征服欲が争いを呼ぶという古くからの構造を増幅させた。
数年の間におよそ6千万人の命が奪われた。我々と変わらない男性や女性、子供たちが銃撃され、打たれ、連行され、爆弾に巻き込まれた。投獄されたり、飢えたり、ガス室に送り込まれたりした。
世界各地には勇敢で英雄的な行動を伝える記念碑や、言葉には言い表せないような邪悪な出来事を反映する墓や空っぽの収容所など、戦争を記録する場所が数多く存在している。
しかし、この空に上がったキノコ雲の姿は、人類が持つ矛盾を強く思い起こさせる。我々を人類たらしめる思考、想像力、言語、道具を作る能力、我々を自然と区別し、自然を自らの意志に従わせる能力は、大きな破壊的な力も生み出した。
■広島は真実を告げている
いかにして物質的な進歩や革新がこうした事実から目をくらましてきただろうか。崇高な理由のために暴力をどれだけたやすく正当化してきただろうか。
すべての偉大な宗教は愛や平和、正義への道を約束している。しかし、どの宗教も信条のもとで殺人が許されると主張する信者を抱えてきた。
国の台頭は人々の犠牲と協力を結びつける物語として語られてきたが、人類を抑圧し、人間性を奪う理由にも使われてきた。科学の力で、我々は海を越えて対話し、雲の上の空を飛び、病気を治し、宇宙の真理を知ることができるようになった。しかし同じ科学の発見が、効率的な殺人の機械を生み出すこともある。
近代の戦争や広島(での原爆被害)はこの真実を告げている。科学の進歩に見合うだけ人間社会に進歩がなければ破滅が訪れる。原子核の分裂を可能にした科学の進化と同様、道徳の進化も求められている。
だから我々はこの場所を訪れる。広島の真ん中に立ち、原爆が落とされた時に思いをはせる。目の前の光景に子どもたちが味わった恐怖を感じる。
声なき悲鳴に耳を傾ける。あのひどい戦争やそれまでの戦争、そして未来の戦争の罪なき犠牲者全員に思いを寄せる。
言葉だけではそのような苦しみに声を与えることはできない。歴史を真っすぐに見つめ、再び苦しみを生まないために何を変えなければいけないのかを問う共通の責任がある。
■恐怖の理論から逃れよ
いつか、証言をしてくれる被爆者の声を聞くことができなくなる日が来る。しかし1945年8月6日朝の記憶は絶対に消えてはならない。この記憶によって我々は独りよがりではいられなくなる。道徳的な想像力がかき立てられ、変わることができるようになる。
そしてあの運命の日から、我々は希望ある選択をしてきた。日米は同盟だけでなく友情を鍛え、戦争で得られるよりもはるかに大きな利益を勝ち取った。
欧州の国々は連合体を築き、戦場を商業と民主主義の連帯(の地)に変えた。抑圧された人々や国々は自由を得た。国際社会は戦争を回避し、核兵器を制限、削減、ついには廃絶するための機構や条約を作った。
それでも、国家間の紛争やテロ、腐敗、残虐性、抑圧が世界中にあり、道のりが遠いことを思い知る。人間が悪を働く力をなくすことは難しく、国家や同盟は自分自身を守る手段を保持しなければならない。
しかし我が米国をはじめとする核保有国は、恐怖の理論から逃れ核兵器のない世界を目指す勇気を持たなければならない。私の生きているうちには、この目標を達成することはできないかもしれない。しかしたゆまぬ努力により惨劇の可能性を後退させることはできる。
新たな国や狂信者たちに恐ろしい兵器が拡散するのを止めることもできる。しかし、それだけでは十分ではない。世界をみれば、非常に原始的なライフルや樽(たる)爆弾がどれだけ大きな破壊力を持つか分かる。
我々は戦争そのものへの考え方を変えなければならない。外交の力で紛争を防ぎ、紛争が起きたら終わらせようと努力をすべきだ。国と国が相互依存関係を深めるのは、平和的な協力のためで、暴力的な競争のためではない。軍事力によってではなく、何を築き上げるかで国家を評価すべきだ。そして何にも増して、同じ人類として、互いのつながりを再び考えるべきだ。それが、人間が人間たるゆえんだ。
遺伝情報のせいで、同じ過ちを繰り返してしまうと考えるべきではない。我々は過去から学び、選択できる。過去の過ちとは異なる物語を子どもたちに語ることができる。我々は同じ人間であると伝え、戦争を今よりも起きにくくし、残虐さが簡単には受け入れられなくなるような物語だ。
我々はこうした物語を被爆者から学ぶ。原爆を落としたパイロットを許した(被爆者の)女性は、憎むべきはパイロット個人ではなく戦争そのものだと理解していた。日本で殺された米兵の家族を探し当てた(日本人)男性は、米国人も自分と同じように家族を亡くした喪失感を抱えていると感じた。
■我々が選びうる未来
私の国の物語はシンプルな言葉で始まる。「すべての人は平等で、神によって生命や自由に加え、幸福を追求する譲歩不可能な権利を与えられている」
この理想を実現することは米国内の米国市民であっても、決して簡単なことではない。しかし、この物語を実現することは、努力に値する。それは努力して、世界中に広められるべき理想の物語だ。
我々全員は、すべての人間が持つ豊かな価値やあらゆる生命が貴重であるという主張、我々が人類という一つの家族の一員だという、極端だが必要な観念を語っていかなければならない。
我々は、その物語を語るために広島に来る。そして愛する人のことを考える。朝起きてすぐの子どもたちの笑顔、夫や妻とのテーブル越しの温かなふれあい、そして親からの温かな抱擁。
こうしたことに思いをはせ、そしてそんな素晴らしい瞬間が、71年前この広島にもあったことを知る。亡くなった人は、我々となんら変わらない人たちだった。
普通の人ならこうしたことが分かるだろう。彼らは、これ以上戦争が起きることは望まない。彼らは科学は、生命を奪うためではなく、生活をより良くするために使われるべきだと考えている。
国家や指導者がこうした単純な知恵を使って(国の方向を)選択するならば、広島の教訓が生かされたことになる。
ここ広島で、世界は永遠に姿を変えてしまった。しかし今日、この町の子どもたちは平和の中に生きている。なんと貴重なことか。それは守られるべきことで、世界中の子どもたちが同じように平和に過ごせるようになるべきだ。
それが我々が選びうる未来だ。そして、その未来の中で広島と長崎は、核戦争の夜明けとしてではなく、我々の道義的な目覚めの始まりとして記憶されるだろう。